嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

「日本の宗教文化」がユネスコ文化遺産に

「和食:日本の伝統的な食文化」がユネスコ無形文化遺産に登録されているのをご存知かとおもいます。南北に長く豊かな自然に恵まれ(ときに猛威をふるうけど)また、海に囲まれマイルドな形で近隣諸国の文化を受け入れてきた我が国には、豊かな食文化が育っているのはまぎれもない事実、おおいに誇れることだと思います。

他にも、フランス、地中海、メキシコ、トルコ、なども登録されているようですが、我々が特に誇るべきは、伝統文化とかまえた部分だけでなく、我々庶民の食べるB級、C級グルメでは無いかと思っています。世界中の街で、日本ほど豊かにいろいろな料理が食べられる場所は無いのではと思っています。

 

はなし変わりますが、今、国際政治の世界では、自称「民主主義国家」と「権威主義国家」との亀裂が深まりヤバい状況、もっと現実的には、台湾問題や北朝鮮の存在など、最悪「有事」もおこりうる情勢になってきました。 日本はアメリカ合衆国の言うことを聞かざるをえない立場から逃れられせんので、西欧と「価値観をともにする」としながらも、歴史的にも経済的にも、物理的にも近い隣の中国と決定的な対立はしにくいむづかしい立場にあります。

こうしたなか、先日開かれた日経フォーラム「アジアの未来」の会合にて、岸田首相は、「自由で開かれたインド太平洋の実現には、価値観を一方的に押しつけない、特定の国を排除しない、といった考え方を共有し実践していくことが重要だ」と説明、価値観を重視する米欧や覇権主義的な中国との違いを訴えた。」とのことです。

受け取りようによっては、うち、もうアメリカのポチじゃないもんね、クジラ食べるなとか、企業をSDGSで縛れだの、そういうの聞きたくない、日本の土壌にあわせて自分たちで考える、と反旗を翻しているやにも聞こえますが、食文化はじめ、世界中の多様な文化を吸収してきた日本ならではの発言。あの方、優柔不断で検討ばかりして何もしないように見え、あまり支持はしていませんでしたが、この発言には大いに喝采をおくりたいです。

 

で、ご存知ですか。今度、日本の宗教文化が世界遺産に登録されることになったことを。

 

ご存知のように、ちょっと古い家だと神棚と仏壇がしつらえてあって、教会で挙式した娘さんのウェディング姿の写真が飾られてあったりします。自分がそうだから無神経なところもあって、ムスリムの人に対しても平気でメリークリスマスなんて言ったりします。長い歴史の中で紆余曲折あったようですが、結局はこの寛容さ、いい加減さは脈々と僕らの中にいきております。

合衆国はじめ国内に多数の宗教グループを擁している国は沢山ありますが、これは、それぞれが混じり合っているわけではなく、ときに対立しあって併存する、いはば宗教のサラダボール。

それに対して、ご存知のように日本では、無宗教も、仏教も、神道も、同じ人の中で混ざり合っています。るつぼですらありません、異次元での併存です。これ他の文明にはない、世界文化遺産にふさわしい日本文明ならでのレガシーです。

 

最近、街で、色々な国の人が普通に歩いています。古参の中国、韓国だけでなく、イラン、ブラジル、ネパール、ベトナム、インド。

勝手な想像ですが、日本に来て最初は戸惑ったとは思いますが、よほど頑固な人でないなら、すぐに居心地良くなったのでは。なにしろ日本は「価値観を重視する」ことのない、自由な社会、あるのは同調圧力のみ。この日本に馴染んで、いろいろな文化を持ち込んでください、全部飲み込んで、日本流にいい加減にとりこみ、もっともっとゆるくて楽しい国にしますから。