毎日暑くてたまりません。食欲も萎えがちですが、この次期、野菜、果物がおいしい。
ビタミンを摂らせて夏バテにそなえさせようという自然の摂理、恵みかもしれません。
実は我が家、この次期、自家製の野菜が食卓に並びます。
ひところグリーンカーテンが流行りだしたころ、二階からネットを垂らし定番のゴーヤを鉢植えして育てたのですが、思い立ってミニトマトも植えてみました。
少し大きめの鉢に植えるとどんどん育つ、最初は教科書どおり脇芽を掻いたりしていましたが、あっという間に沢山に枝分かれ、ネットに誘引したら一面に茂り、そして鈴なりのミニトマト。
トマトってまるでつる植物、どんどん高さを増して、立派なグリーンカーテン、そしておまけつき。
このおまけ、次々実って見ているだけで豊かな気もちにさせてくれます。
もちろん朝のサラダ、お弁当のおかず、そして去年から育てだしたバジルが沢山増えたので、オリーブオイルと塩をたらしてチーズを加えカプレーゼ、ワインがおいしい。
今年はナス、ピーマンにも挑戦、もちろん自家製の野菜ではまかないきれませんが、自家製の野菜を食べるという贅沢感、そして何よりの収穫は季節感。冬にもうっているハウス野菜なんか買う気にならなくなりました。ずうっと我慢していて、季節の野菜が出回りだしたときの喜びっていいもんです。
ベランダでもできます。トマトに至ってはペットボトルで水耕している人もいるくらい、手軽なので是非とものおすすです。
良いことばかり書きましたが、ベランダや狭い庭の場合の悩みのひとつは、使い終わったあとの土の始末。同じ土を使い回すと連作障害をおこしますので、毎年入れ替えるのがセオリーですが、あまり大量の土は行政のゴミに出しにくい。
仕方ないので、ホームセンターに行き、土の再生剤なるものを混ぜ込み、ビニール袋に入れ、熱処理。一年間の感謝をこめて、黙々と作業をします。
土ほぐしやふるい分け作業をしていると時々、白いイモムシが入っています。おおかたはカナブンの幼虫で植物の大敵。悪いやつですから、コンチクショウなんていいながら、潰しましょう。
でも、あるとき思い至りました。こいつらだって一所懸命いきている、命をそまつにしてよいのだろうか。よくよく見ると、プニプニしていて、中はジューシー。
タイなんかいくとこういうの普通に売っている。有害ではないようだから、炒めて食べてやるのが命あるものへの礼儀ではないか。
新しい楽しみを見出しました。毎年初冬のごちそう。ビールによくあうんですよ。