統一地方選挙も終わりました。
地方選挙ではあまり話題になりませんが、選挙の度に一票の格差問題が提起されます。
米国の上院選挙のように、一定の単位ごとに何名という形を取るケースもあるそうですが、おおよそ世界中、一票の価値は極力同じにすべきという考えが主流でしょう。
ここに目をつけたのが、中華人民共和国。
国連の議決が、一国一票というのはおかしい、人口割できめるべきであると主張しだしました。
「世界人口白書2022」によると2022年の総人口は80億人、うち中国が14.5億、インド14.1億、
アメリカ3.3億、インドネシア2.8億、パキスタン2.3億、以下ナイジェリア、ブラジル、バングラディッシュ、ロシア、メキシコ、と続き、日本は1.3億人となります。
投票すれば、自国だけで18%、近々人口が中国を上回りそうなインドを味方につければ36%、あと債務の罠にかけた国を加えれば覇権は確実。
アメリカなんて4%、アメリカのポチの何カ国を加えてもたかが知れている。民主主義の価値観を共有するだのなんだのなんて笑わせやがるってなもんです。
そういうわけで、アフリカ諸国も味方につけ、支配地域人数割で投票することになりました。
ところが、ここで痛恨のミスを犯したことが発覚しました。
中華民国(=いわゆる台湾、人口2300万人)も、小なりと言えども0.3%の議決権を持つことになってしまった。
これで事実上2つの中国をみとめたことになり、台湾問題は解決。
めだたしめでたし。