動画共有アプリTicTok愛好者多いようですが、
中国政府がこれを通してユーザーに不正アクセスしている疑いが指摘され、アメリカなど各国で利用禁止の動きがあるようです。
すでにアメリカでは国家安全保障上の懸念ありということで、半年以内にアメリカ国内での事業を売却しなければ国内での利用を禁止する法案を2024年3月に下院で可決、そして23日上院で可決、本日大統領の署名を経て発行する見込みです。
並行して4月22日、欧州委員会は関連サービスの一部停止命令を検討すると発表しました。その理由はアメリカとはまた別の角度のもので、アプリの仕組みに中毒性があるからだとことです。
どういう点かというと、
利用者はアプリ内で動画の視聴や友人の招待、「いいね!」ボタンの押し下げ、といった特定の「タスク」をこなすと、ポイントを獲得できることになっており、こうした機能に利用者の依存につながる中毒性があるとしたものです。
たしかに、思い当たるフシがある人多いと思います。暇さえあればスマホを開き、他愛のない動画をみて笑い転げる、そして優しい気持ちもあってか、習慣的に「良いね」を押し、友人に拡散させる。これでポイントがたまりアマゾンのクーポンをもらえたりする。中毒にもなとうってものです。
ハンバーガーチェーン大手ネムクナルド社では、サービス向上のために従業員にポイント制を導入しました。
明るくいらっしゃいませで1点、お客様の前で会釈したら2点、にっこり笑ったら3点、かしこまりましたで1点、有難うございますで2点、クルーたちからは中毒になり、仕事終わってもついクセがでる、ひどい人は寝言で言ってしまう、とのクレームが出始めました。
同社広報に問い合わせるとこういう答えでした。
多少疲れるかもしれませんが、あなたも周囲も気持ちよくなるでしょう。これは中毒ではなく、中薬です。
さぁ、いいねボタンや拡散はいいですから、こんな陳腐なくだらないジョークでも、無理に笑って少しでも明るい気持ちになりましょう。