嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

富士山が生まれ変わる

日に日に春らしくなってきますが、北国や高山ではまだ冬。富士山の山開きは吉田口7月1日、富士宮・御殿場口・須走口10日と、まだ先ですが、今年こそはと楽しみに待っておられる方もおられることでしょう。

 

ご存知のように、ユネスコ世界遺産委員会によって「富士山ー信仰の対象と芸術の源泉」として2013年に世界文化遺産に登録されていますが、「自然遺産」への登録が見送られた理由が、し尿やゴミ投棄などの環境保全の問題が指摘されたからという恥ずかしいはなしです。

その後、山小屋のトイレの整備、登山者のマナー向上などにより、改善はみられるものの、ラッシュ状態はますます激化し、海外からの登山者による弾丸登山、ゴミ捨てなどの問題も指摘されており、まだまだ努力が必要なようです。

 

2023年の入山件数を登山口別でみると、山梨県側の吉田口は約13.7万人、静岡県側の富士宮口の約5万人、須走口1.9万人、御殿場口約1.5万人、両県の登山口からの登山者数は計約22万人となっております。

登山マナーのキャンペーンをするとともに、入山者からは1人1,000円の保全協力金を集めていますが、徴収実績は約7割、増加傾向にはあるようですが、これを払わない人に限って山を汚すのではと思われます。

 

両県とも、今年は対策を更に強化する方向で検討しており、例えば山梨県は、吉田口の五合目登山口にゲートを設け、登山者数を1日4000人に制限することを検討、また、更に2000円程の入場料を取る方向で調整をしているとのことです。

反対者も多いようですが、そこまでの交通費やテーマパークに大金払うことを考え合わせれば、合計3000円位払えよと言いたくなります。

 

さて、水脈確保のためとかでリニア新幹線に待ったをかけている川勝知事ですが、このたび、リニア工事を許可するための交渉材料として富士山の整形工事を要求しはじめました。

静岡県にはリニアどころか「のぞみ」も停まらない、車窓に富士山という景観を提供しているのにこれは不公平ではないか、それなら静岡県の土木事業を始めとした経済の活性化と観光資源の強化にもっと寄与しろというのがその言い分です。

具体的には、宝永山・火口、大沢崩れを修復、よりきれいな円錐形にしようというものです。

 

専門家たちの間では、富士山を刺激すると、大噴火を誘発、首都圏全域が灰に覆われ日照が失われ飢饉になる、さらには南海トラフ巨大地震など大地震を誘発する、水脈どころの話ではないと反対の声が上がっていますが、富士山がきれいになる、ステキという、首都圏住民の支持の声も高いようです。 ま、「想定外」には慣れっこです、「平和ボケ」っていわれようと心地よい、なんとかなるでしょう。