今日は、JR始め、多くの鉄道会社でダイヤ改正がおこなわれます。
土曜日で出勤の方はすくないでしょうけれど、お間違いのないように。
JRの最大の目玉は、北陸新幹線が金沢から敦賀まで延伸されることでしょう。
新幹線でいえば、東海道新幹線の終電が繰り下がることなんかも、一部の人には嬉しいはなし。
一方で、千葉県方面で物議をかもしているのは、京葉線の通勤快速、快速が朝夕廃止になること。
それから、首都圏からの長距離鈍行列車、高尾14:09発長野行が無くなるようで青春18切符ファンなど一部の方に惜しまれています。
鉄道各社は、乗客のニーズと安全性、採算などをにらみ合せ、苦心をかさねているわけですが、ちょっと感心したのは、JR西日本の話。紀勢本線の特急「南紀」の新宮紀伊勝浦間をワンマン化するのだそうです。地元の人にとって見れば、ローカル線扱いされたようでちょっと寂しいでしょうけれど、特急がなくなるより良いですよね。 (ここまではホントの話)
各地で赤字ローカル線をかかえ、合理化に頭を悩ませるJR東日本も負けていません。
東北新幹線では新型車両を投入、宇都宮福島間の最高時速を275キロから300キロに引き上げ、所要時間を4分短縮する一方で、一部の列車編成、運行方式を変更することにしました。
具体的には、福島県郡山と東京間を10両編成で運行していた「なすの」ですが、今回から、平日昼間の閑散時間帯には2両編成、ワンマン運転に切り替えます。
この列車は近距離通勤客などをターゲットに設けられ、一駅間だけのるといった地元ニーズに応えてきましたが、平日昼間の乗車率が伸びず、合理化をはかることにするものです。
JR東日本によると、2両編成、ワンマンというローカル鉄道並みの新幹線は初めての試みで、当初、3-4両という案もあったようですが、2両だけという可愛らしさ、ウケ狙いを優先、一部区間では立ち席が出る可能性もありますがご容赦くださいとのことでした。
暫くの間は撮り鉄が殺到、その交通整理でワンマン化で浮いた以上の人手を割かなければならないことが懸念材料ですが、結果が良ければ順次ほかへも展開していく予定とのことでした。