トラックの運転手不足が言われていますが、電車の運転士も人出不足で困っているようです。
新聞報道によると、深刻な人手不足などを受け、伊予鉄道は、11月から郊外電車や市内電車の一部の路線を減便し、坊っちゃん列車は当面運休すると発表したとのことです。
電車の運転士は子供時代のあこがれの職業、電車でGoなんてゲームもいまだに大人気、それにあきらず実際に電車を動かしてみたいという鉄道ファンも多いようです。
鉄道運転士になるには、まず鉄道会社の採用試験を受験し、入社、車掌や駅務員などを経験した後、適性検査を受験します。 そして適性があると判断てやっと鉄道会社内の動力車操縦者養成所に入ることができ、8~9ヶ月の訓練を受けて動力車操縦者運転免許試験を受験するという、長い道のりを経る必要があります。
仕事についても責任は重いし、結構激務なようで、そうまでして運転手になりたい人はすくないでしょけれど、お手頃のところでは、関東ならいすみ鉄道、真岡鐵道、関西なら近江鉄道、その他各所で、運転体験イベントが行われているようです。
希望者はまず座学で学習、実車の講習をうけ、もちろん監督者立ち会いのもとで運転させてもらうようです。
そういうことで、安全第一の原則から、なかなか一般人には運転の機会がないのですが、折からの運転手不足。ついにJR東日本では時間制で一般人を運転士として採用する方針を固めました。
希望すると、1日ほどの座学、健康チェック、シミュレーターでの訓練をうけます。
これで、準備終了、次に、自分が通勤で利用する区間と時間帯を登録、指示をまちます。
実際の乗務は、10分前に待機して、前任から引き継ぎ、運転、目的駅で次に引き継ぎ、自分は勤務先に出社するという流れです。
安全管理上大丈夫かという声もありましたが、事実上無人運転が実現しており、「運転士」が機器を操作しても、実際の運転はAIの指示が優先しているとのことです。
経験者談
― うれしいですね。毎日会社行くの楽しみです。ホントの乗り鉄。満員であえいでいる他の人を尻目に、ゆったりと景色を眺めながらの乗車。1両目が女性優先車なので、なにかモテたような気もします。
悩みは、帰りに酒を飲めないこと。でも、副業収入もできたし、酒代も減ったので、貯金もできました。いつも乗って僕のことを見てくれているあの娘にプロポーズしようかなんて夢をもっています。