嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

ミッキーマウスの反省

 

ウォルト・ディズニー社の創業100周年を祝う記念の作品となるはずの「ウィッシュ」は、日本でこそ人気のようですが、本国では不人気、これに限らずほかにも一連の新作映画はこのところ不振続きといわれています。

これを受けて、アイガーCEOが、作品やキャラクターがメッセージ性に偏り過ぎていたと反省の弁を述べたとか。

すなわち、このところポリコレにこだわりすぎて、本来追求すべきエンターテインメント性を損ねていたというわけです。

 

ポリコレ発祥の地はアメリカ。我が国でも部落問題やアイヌ差別の歴史があるから偉そうなこと言えませんが、アメリカの場合は、黒人問題やインディアン迫害という原罪のようなものがあり、心優しい人々は未だに残っている人種差別を是正しようと頑張り、またフェミニズム運動などもあり、人種、性、宗教、職業などのマイノリティーに不利益を与えないという、差別的な表現、行動をしないというフェアな考えからポリコレ(Political correctness)といった考えがすすめられてきたようです。

 

でも、訴訟怖さに、言葉のとおり「政治的な正しさ」という、表面を糊塗する感じで使われて、行き過ぎも多いように見えます。

アチラの様子はよく存じませんし私自身、差別されたという意識が少ないので、被差別者の気持ちはわかりませんが、特に馬鹿らしいのが言葉狩り

MissとMrs.を区別するのはおかしいとして、Ms. そのうち男女区別もしなくなくなり、ビジネスマンがビジネスパーソンになったり、じゃマンホールはこのままで良いのかなんて言われたり、ホント漫画。いっそのこと、女性名詞男性名詞のあるフランス語やドイツ語はどうなるんだろう。英語もHe だの She だのの使い分けやめてしまえ。

性差別もさることながら、人種差別はもっとセンシティブ。これも行き過ぎます。童話「チビクロサンボ」が発禁になったり、有色人種のキリストが登場したり、そしてディズニーでも有色人種が主役になるものが増え、ミニーちゃんが真っ黒になったり。(嘘だよ。)

 

そしてその反省から、これからのディズニー映画は、ポリコレを封印し、思う存分作ることにしたようです。

今企画にあがっている映画は、白雪姫の継母が主役をつとめ、美貌をうぬぼれて我儘勝手をする白雪姫を懲らしめるストーリー、ミッキーマウスがクラブのメンバーに厳しいノルマを課し、ディズニー王国を盤石にする成功物語。クマのプーさんが中国を舞台に活躍し、やがてアメリカ原住民を開放し、世界中に戦争を仕掛けている悪の大国を制覇する物語、など。

 

話を日本にかえましょう。

この動きの影響で我が国でも母子手帳が看護婦が看護師になったりスチワーデスがキャビンアテンダントになったり、売春婦が下世話人になりましたね。

 

そうしたなか、放送や映画の世界は、ポリコレに真面目にとりくんでいます。

放送禁止用語なんてのがあって、局によって異なるようですが、唖 跛 聾 色盲 めくら判 文盲 ブラインドタッチ キチガイ 片親 ハーフ 部落 ゴミ屋 床屋 魚屋 女中 土方 人夫 農夫 坊主 養老院なんてのは概ねNG。これによって、自ら自認するエリートとしての高い立場から無知蒙昧な国民を善導しております。

 

加えて、今年からNHKは、ポリコレを一層強化するみたいです。いくつか挙げますと、

・番組司会やアナウンサー、天気予報士など、主に男性がメインでしたが、男女半々、また1割程度はLGBTQを使います。

・アナウンサーはじめNHK社員は美人系ばかりでしたが、いわゆる「ブス」「デブ」を大幅に採用します。

・例えば、吃音の人や斜視の人が、アナウンサーを務めることもありますがご容赦ください。

・ドラマなどの出演者も同様。障がい者役としてでなく、普通の場面にも障がい者を登用します。また、悪役にもイケメンタレントを積極採用します。

・いままで役職定年がありましたが、年齢差別はいけないということで、経営陣の年齢制限を撤廃いたします。