毎日のゴミ出しが苦手です。
いえ、ゴミステーションまで持って行くの、それはそんなに気になりません。
苦手なのは、細かい規則。
大体はわかっているんですよ。
木曜日がプラスティック、火曜日がその他プラスティック、これらは透明なビニール袋に入れろという。その他とはなにかといえば、それ自体を使うプラスティックとか言ってワケわからない。
第1第3土曜日が段ボール、第2第4がびん、カン。同じ金属だからと思うと、鍋は別の分類。
月に1度、不燃ごみなんてのもある。割れた茶碗は別。乾電池などはもちろん別。
衣類は紐で縛って軒下回収、新聞紙もおなじく、ただし、広告や雑多な紙は別分類しろという。
じゃあ、クッキングホイルはどれになるの? 乾燥剤は? プラと金属が合わさったものは?
頭わるいもんで、その都度マニュアルと首っ引き、自治体のWEBサイトを開いて検索。
間違えると、持っていってくれない、そうなると近所迷惑、そんなわけで自信のないものは後回しにするから、ワケワカランゴミってのが家の中に溜まる、これが我が家の現状です。
どうせ、埋めるか燃やすか、リサイクルするかのどれかでしょ、単純にして欲しいよ。
最近増えてきた外人さんたち、ゴミでもめるそうですが、同情もしたくなります。
これでもうちの町は、まだまし。2021年の記事ですが、徳島県の上勝町では、なんと13種類45分別なんだとか。アチラ、車社会だから、収集車が巡回するのではなく、各自が処理場にもちこむのだそうで、当然まとめて持って行くから家の中でもゴミ箱を13個とかならべておくんだってよ。
その甲斐あってリサイクル率が81%と、表彰ものの好成績をあげて自慢していますが、町民、かわいそうですね。
こうしたなか、AIやロボット技術を活用してごみ処理の合理化をはかろうという動きがでてきました。
東京の中でも一番分別がうるさいといわれる大田区では、ゴミの自動分別実験を開始しました。
区民は、各人のIDのついた有料のゴミ袋にいれてゴミステーションに出します。
これらは毎日、カラスが働き出す前の未明0時から5時にかけて、無人ゴミ回収車が回収していき、処理工場ではこれを自動分別、自動処理するという仕組みです。処理工場は全く無人というわけにいかず、数人のスタッフが、機会の稼働状況を監視、また異例処理に従事しています。
新年度からスタートしたこの社会実験は、今のところ順調のようです。
ただ、最近、異例処理が増えてきたのが気がかりだとのことです。
まだ使える衣類などは、それなりに仕分けして有効利用しているのですが、時々でてくる札束の処理をどうするか、検討中です。
最近大騒ぎになったのは大型有機物。動物の死骸は焼却処理で問題ないのですが、人間の死体があったので、すわ、殺人事件と警察まじえ大騒ぎになりました。ゴミ袋のIDは偽造だったようで、下手人は目下不明ですが、どうも孤独死した老人を隣人が始末して差し上げたものではないかといわれています。まあ、リユースできないナマゴミっていえばそうですが。