嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

警察サービス大幅縮小の社会実験 

前日、徴兵制ならぬ、土木作業への徴員制がはじまったことをご報告いたしました。

 

今日は、日本の敗戦正式決定、独立国家からアメリカの支配下に入った記念すべき日。

1945年(昭和20)8月10日、日本は米英中3国によるポツダム宣言受諾を申し入れ、15日無条件降伏、いわゆる玉音放送で国民に告知、この日を終戦の日としています。そして日本政府による降伏文書への調印は9月2日におこなわれ、即時発効、国家として公式な正式な終戦となり、連合軍(実質的にはアメリカ軍)の占領下に入ります。

その後、サンフランシスコ平和条約は1951年9月8日に調印、昭和27年(1952)4月28日発効し、約7年間におよんだ占領が終結し、日本は主権国家として独立を回復する流れとなっています。

 

話は、現代に戻り、その時の戦勝国アメリカ合衆国の話。

近年、犯罪の多発で警察の能力が追いついていないケースが各地でおこっています。

 

一部の州や都市では、万引きや窃盗が増加し、警察の対応が難しくなっているという報道があります。特にカリフォルニア州では、2014年に「Proposition 47」という法律が成立し、950ドル(約10万円)未満の窃盗は軽犯罪とされるようになり、実質的に警察がとりあわなくました。これにより、万引きや窃盗が増加し、多くの小売店が閉店を余儀なくされているようです。

具体的には、サンフランシスコやロサンゼルスがそうで、カリフォルニア以外でもニューヨーク、シカゴやマイアミなどの都市でも同様の問題が発生しており、特に大手小売店が被害を受けているのだそうです。  

(ここまではホントの話。 これ以降は筆者の政治的バイアスがかかっているので、お嫌な方は読むのやめてください。)

 

もともと合衆国は、合衆というだけあって「自治」が好きなお国柄。田舎に行くと西部劇の世界で、住民の中から保安官が選ばれ、治安維持にあたります。なにかあったら住民たちが、銃をとって馳せ参じる文化がのこっているのだそうです。そして大っぴらには伝わりませんが、リンチまがいのことが行われることもあるようです。

 

さて、格段に良い治安を誇っている我が国ですが、コミュニティーがこわれかけ、監視カメラなどを活用しても犯罪検挙率は低下せざるをえません。

といって、いだずらに警察を強化して警察国家にするのはよしとしないし、そんな予算もない。

そういうことで、カリフォルニアに倣って軽微な犯罪には原則として警察が発動しない社会実験を行うことになりました。

 

住民説明会では、予想されたように、不安の声、反対の声が続出、あくまでも1年間の社会実験であること、この間地方税を大幅に減免することを説明、なんとかスタートさせることができました。

 

もともと、比較的治安の保たれた場所であったこともあり、最初のうちは大きなトラブルはありませんでしたが、こそ泥、万引き、痴漢の類はどうしても発生します。

そういうことで、町内会中心に、自警団が結成されるようになりました。

 

構成員は、比較的古くからこの街に住む住民たち、特に商店主、リタイヤしたサラリーマンが中心、これにボランティア精神旺盛な若手が加わります。

 

いままで、町内会への参加者が減るという悩みをかかえていましたが、自分たちに降り掛かってくる災難は防止しなければという思い、自分たちの身は自分たちで守るという考えがたかまり、また、地域の団結が高まるという効果がでてきました

 

弊害もでてきました。

まず内部では、威張りだす人がでてき、路線をめぐり大喧嘩が始まったりしました。

また、熱心のあまりの暴走ケースもでてきました。ビラ配りの女性を問い詰めて泣かせてしまったという弱いものいじめのやり過ぎ事案や、夫婦喧嘩への介入などです。

 

街の広報誌に街の人の声が特集されていました。

ー 住民税が安くなってありがたいです。私の場合、自警団に参加したことも評価され、ほぼ3分の1になりました。家計も大助かり、町内パトロールは生きがい、来年以降も続けてほしいです。

ー この間も草の茂った空き地付近で痴漢被害が出たので町に言ったのですが、なかなかやってくれなかっせんでした。結局自分たちでやろうということになったのですが、ちょっとの手間であっという間にできました。それに地域の仲間と一緒に体動かすのってたのしいです。

ー やっぱり行政頼み、他人だのみでなく、まず自助、共助ですね。街全体に活力がでてきたような気がします。

 

なにか話がうますぎますね。広報誌ですからしかたないですが。

 

そうこうするうちに、今度は総務省のほうからアンケートがまわってきました。

Q 行政の協力を得ながらも、自分の地域は自分で守るという考えで自警団ができましたが、この考えに賛成ですか。

Q 我が国は中国、ロシア、北朝鮮という必ずしも友好的でなく、かつ核を持っている国々にとりまかれていますが、安全を守るためには、誰に頼ったら良いと思いますか。

 

質問が、かなり誘導的です。

うーん、衣の下の鎧、この「社会実験」の真の狙いはここにあったようです。