日本の街にはゴミが散らかっていないと、我々、自画自賛しています。拙い経験でみるかぎりは、欧米も含めて、確かにそういう気もします。
これは、一人ひとりの意識が高いことと、行政がしっかりゴミを集めているからだと思います。こういうささやかな積み重ねがよい社会をつくることにつながるものと信じます。
ただ、ゴミステーション、いつもゴミが山のよう。なかなか回収されないペットボトル入れの袋なんか、いつも溢れかえっています。
なんでこんなにゴミがでるのでしょうか。江戸時代はほとんどゴミがでなく、僅かなゴミも有効活用されていたと聞きます。老人の昔話になりますが、昭和の頃、各家庭の前に置かれたゴミ箱は小さなものでした。
ネット通販の段ボールはじめとして、効率的、衛生的に、遠隔地から販売店や家庭に商品を届けるためには、包装や容器は必要悪なのでしょうか。でも、環境問題に心を痛める一方で、この便利な生活手放せないですよね。
そういうことで、段ボールやプラごみは、分別してゴミ出しするとともに、せめて生ゴミを出さないようにしたいものです。
昔から「ホールフード」という考えがあり食い道楽家、美食家として有名な魯山人なんかも、この信奉者だったそうです。丸ごと食べると、生物から頂いた大事な命が無駄にならないだけでなく、栄養素をワンセット取れるので、バランスがよく栄養的にも良いという考えで、禅料理(典座)なんかにも取り入れられています。
野菜は、きれいに洗って、全部食べましょう。大根葉はもちろん、じゃがいもの皮だって食べちゃいましょう。剥く手間も省けます。
果物の皮なんか、もちろんごちそう。りんごはそのまま、みかんの外皮はそのままが辛ければ砂糖で煮てしまいましょう。タネはそのまま食べるべきです。スイカの種、カボチャの種、これら、食用として売られているくらいですから。
パイナップルの皮は難易度高いですが、これもミキサーにかけちゃえば大丈夫かも。
きのこの石突きだって、菌床栽培ものだったら、汚くないです。
卵の殻、これも砕いて料理にいれちゃえば、カルシュームが取れて体に良いですよ。
お魚の内蔵、捨てていないですよね、内蔵だけでなく、頭から全部食べましょう。骨が太ければ、トースターかなんかで焼いて、食べましょう。エビの頭や尻尾だって同じです。フグについてはあまりお勧めしませんけどね。
流石にカニや、貝は手強いですが、これも十分焼いて砕いたり、あるいはお酢につけこむと良いかもですよ。
牡蠣殻なんか、カルシウム、マグネシウム、亜鉛など微量元素も沢山ふくまれていて、栄養満点ですよ。
でも、どうしても無理なら、砕いて粉末にしてゴミ出ししましょう。
ま、ゴミのような駄文を連ねましたが、一人ひとりが少しでも実践すれば我々の将来は明るい。
と、胃腸科のお医者様が言っていました。