(手違いで予定稿段階で発信してしまったため、改めて再送します。)
国立がん研究センターは3月28日付で、国勢調査と人口動態統計を基にした学歴別の全死因による死亡率を初めて推計し発表しました。これによると、短大・高専を含めた「大学以上卒業者」と比べ、高卒者の死亡率は約1.2倍高く(男性は約1.16倍、女性は約1.23倍)、中卒者の死亡率は約1.4倍(男性1.36倍、女性1.46倍)高かったそうです。
何が原因でしょうか。中卒者は概ね家庭が貧しくて食べ物が悪いから? 大卒者が上にいて中卒者はリスクの高い仕事をさせられるから? 大学で栄養学を学ぶから? それとも中卒者が身を粉にして働いている間大学でぶらぶらしているから?
同センターの推察では「教育歴が死亡率に直接影響しているわけではなく、喫煙や塩分過多などリスク要因が教育歴によって異なることが差につながっている」ということのようですが、そういうことなら、大学に行けなかったからと言って悲観することないですね。
同センターでは、この研究結果につづき、人相と寿命との相関関係の研究に着手しました。
長寿遺伝子の研究に加え、鼻の下が長い人は長寿の傾向があるとか、エラの張っている人は短命だとか、美人薄命だとか、いろいろな経験データを集めています。
これについては保険業界も重大な関心をよせており、近い将来、保険に加入するときは顔写真を提出、これをAIが判定して保険料率をかえることになりそうです。