今年に入ってインフルエンザや新型コロナがまた蔓延してきたとのこと。
それでなくても、今年は早々から大地震、大事故、政界はゴタゴタ、海外じゃあ恒常的な内乱や飢餓に加えウクライナやガザで戦争、近所では物騒で理不尽な国ばかり。ここは一つ古式に則って我が国の神様におすがりするしかない。
日本の神様って、英語で言うGod ではなくて、どちらかというとspirit (精霊)や deity(ギリシャ神話の神々など多神教の神)。概ね強力だけど万能ではないし、宇宙を創造したわけではない。死んで神になった人間も少なくないし、悪い神もいる。便所の神なんかもおられる。我々多くの日本人は万能の神に従うのではなく、カミを敬いながらも利用し、テキトウにいなし、折り合いをつける。
今日2月3日は節分、立春の前日に節分の行事が行われます。
(ちなみに今年の「旧正月」は1月の22日、立春と日にちが異なるのは、「旧正月」が月の満ち欠けを基準とした“旧暦”の1月1日のことであるのに対して、“立春”は太陽の黄道上の動きを基準に決められる二十四節気での“春の始まりの起点”という、まったく別の考え方だからなのだそうです。)
今年は、いつもどおり成田山はじめ、全国各地でに豆まきが行われますが、今年は例年になく、国を挙げて大規模に行われる予定です。
今日は臨時に皇居の一般参賀がおこなわれ、天皇陛下が豆をまかれます。
国土交通省、外務省、防衛省、厚生労働省など各省庁でも、豆まきをすることになり、また官邸では歳男の麻生太郎氏が、国の安全を祈念して豆まきを行う予定です。岸田首相は、「鬼は外」が自分に向けられないか疑心暗鬼のようですが。
一方、目を国境付近に向けると、すでに尖閣列島付近では、海上保安庁の巡視船が大量の炒り豆を用意して控えています。
でも、ここで大問題が発生したことをご存知でしょうか。
豆まきに使う大豆ですが、これが中国産であることが実施直前に発覚、それはまずいだろう、万一島内で発芽したら大変だ、いや買った以上は日本のものなのだから炒って「鬼は外」と投げ返してやるのに何の問題はない、と侃々諤々の議論がおこり、結局急遽アメリカ産のものにいれかえたということです。
八百万の神様、どうぞこの日本をよろしくお願いします。