今年の成人の日は1月8日、昔は15日だったのに連休をふやすために2000年から1月の第2月曜日に変わったようです。
8日じゃ着付けする美容師さんが休む間もない、新成人たちもいつまでも正月気分が抜けない、なにかシックリ来ませんが。
対象者ですが、民法が改正されて2022年4月から18歳が成年とされたのに伴い、多くの自治体では18歳にひき下げられたようです。
ついでながら、公職選挙法では投票権年齢を18歳に引き下げられましたが、被選挙権は投票日時点で国政、知事は30歳以上、ほかは25歳以上で変わらず、選ぶのは良いけど、議員をするほどの判断力は認められないということですかね。ライバルが増えて困るというのが本音?
逆に女性が結婚できる最低年齢は16歳から18歳に引き上げられ、結婚できるのは男女ともに18歳以上となりました。身体的な違いはあるにせよ男女平等で有るべきということでの当然の措置ですが、発端はLGBTの人の扱いに苦慮してだとか。
一方、飲酒や喫煙、競馬などの公営競技に関する年齢制限は、これまでと変わらず20歳です。大型・中型自動車運転免許の取得可能年齢も20歳のまま。一体、いつから一人前と認められるのかマチマチ、ややこしいですね。
ところで、成人の日の趣旨は、「おとなになつたことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます。」のだそうです。建前は建前でどうでも良いと思うのですが。これについてイチャモンがついています。
ある党での議論
― 成人式で馬鹿騒ぎする奴らみていると、とても大人とは思えない。身体検査や資格テストをして、合格した人だけに参加資格を与えるべきだ。
ー それじゃまるで徴兵検査だ。ハンディキャップのある人はどうなるんだ。そもそも誰がテストするんだい。セクハラ校長や変態官僚、不倫議員こんなのに決めさせるんかい。
ー じゃあ、成人の日はこのままにしておいて、もうひとつ30歳くらいで、本成人の日を設けるってのはどうだい。オトナだから10月7日とか。せっかく作った晴れ着をもう一度着る機会がほしいと思っている人も多いハズ。経済活性化にもなる。
ー でも、成人の日と同じ問題がおこる。本物の成人になったかをどうやって判定するんだい。
ー それまでの各種選挙で、8割以上投票した人とか。
ー よしてくれ、あまり若者の投票率が上がると、うちの党困るんだが。