多くの地域で7日の早朝に松飾りや注連飾り(しめかざり)をはずします。
ちょっと調べてみました。
もともと松の内は1月15日まで、そして鏡開きは20日だったのですが、徳川三代将軍家光が20日になくなり命日になったので、徳川幕府の命令で鏡開きを11日、7日を飾納めとしたそうです。
でも、関西では今でも15日までのところが多いみたいですよね。その理由は、江戸から遠い関西には伝わらなかったか、関西らしい反骨精神や伝統遵守精神のためか、はたまたお正月気分を長く楽しみたいという心か。
さて、七草粥。
関東では、7日の朝に七草粥を食べて、門、しめ縄を外すことになりますが、七草粥を食べるのは関東だけでなく、関西も含めて全国的に7日のようです。
セリナズナ、ゴギョウハコベラ、ホトケノザ、スズナスズシロ、これぞ七草。この時期、スズナ(カブ)スズシロ(大根)は畑で採れますが、ナズナ(ぺんぺん草)、ゴギョウ(ハハコグサ)、ハコベラ(はこべ)は時期尚早。ホトケノザに至っては、(シソ科の同名異人ホトケノザは畑にはびこりますが、七草でいうホトケノザ(コオニタビラコ=キク科)はあまりません。
そういうことで、ほとんどのご家庭ではスーパーで売っている七草セットを買い求めることになります。
ちょっとズルですが、お店に沢山並ぶのもひとつの風物詩、季節をかんじさせられて良いものです。
年明けてから、ろくに動かず、ご馳走、酒ばかり飲んでいた身には、七草粥は胃腸が休まり、福音です。
そして昼。
むしょうに食べたくなるのが、猫まんま。
これもご飯に鰹節をかけるのと、味噌汁をかけるのと、いろいろ流儀があるようですが、おおむねは汁かけごはん。
面倒ないし、たまらなく美味しい日本人のソウルフード。
お店で「あさげ」と「サトウのごはん」でも買ってきて、電子レンジ。ご飯にお湯をかけておしまい。
ちょっと贅沢したければ「ニンベンでもハゴロモでも鰹節パックあけてふりかけて完成。
夜はというと、これも横着して卵かけご飯。同じく日本人のソウルフード、最近では海外進出もしているといいます。
ご飯に卵割って醤油を少しかけるだけ、私は醤油の代わりに昆布の佃煮やジャコをかけてますが、これまた美味しい。
あ、思いついた。おせちの残りのイクラ、数の子を混ぜ込んで、他人卵かけご飯なんてどうだろう。
まだまだお正月気分が抜けません。