卵ってほんとに便利で、美味しいですね。焼いてよし、茹でてよし、料理に和えてよし、生卵ひとつあれば卵かけご飯の至福を味わえる。一人あたり年間消費量340個というのも納得です。
卵は長いこと物価の優等生でしたが、このところ、深刻な不足が生じ、値段もあがっています。
主な原因は、昨年末から発生した鳥インフルエンザ、感染がでると、人間様と違って、ワクチンをうったり、治療してくれたりせず、あおの都市封鎖をした中国もやらない全員殺処分をせざるを得ません。加えて、飼料代の高騰・円安、ヒヨコの入入価格の上昇、さらに、日本の卵が海外で人気となり、輸出が増えていることも原因のひとつだそうです。
このうち、鳥インフルエンザによる殺処分の影響は、永続的なものではありませんが、ヒナ(ひよこ)は9割が輸入に頼っているし、相手は生き物、ヒナが育って卵をうむまでには、数ヶ月かかります。そういうわけで、卵不足、価格の高騰は、すぐには収まりそうもありませんでした。
しかしながら、改善の光はさしてきています。
本来、夏は卵をあまり産まない季節なのに、最近の報道によると価格は2%ほど下がってきたそうです。スーパーの店頭でも、心なしか、沢山並ぶようになった気がします。
この陰には、研究者、生産農家の多大な努力があります。
とりわけ、大きく貢献したのは、LGBT推進といわれています。
いままで、卵を生むのはメスだけでしたが、今まで食肉用として処分されていたオスにも卵を産ませる技術が開発されたのです。
ちなみに、LGBTは、人間の世界で使われるのとことなり、Letting Genderless Birth Treatment (性にとらわれない出産処置)の略語です。誤解のないように。