嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

人間の欲望って。

私、高齢者でありまして、そのせいか、最近欲望が減ってきた気がします。多くの仲間もそう言います。

人生経験の賜物だとか、人格が高くなったというのは嘘っぱちで、生物として欲望がなくなったらおしまいですね。

 

欲望って何なのだろうか、と自分の胸に手をあてて自分なりに分析してみても、どうも現在の自分という視野でしか考えられません。(それでいいって言えば良いのですが。)

 

たまたま知ったのですが、米国の心理学者A・マズロー(1908年生)が発表した欲望5段階説というのがあるのだそうです。(人間のありかたとか、心の安定をめざすというより、マーケティングなどビジネスその他の成功を得るために、という生臭い文脈でかたられることがおおいようですが。)

 

これによると、

レベル1 生理的欲求(食欲、排泄欲、睡眠欲)、

レベル2 安全欲求、

レベル3 所属と愛、社会的欲求(Love/belonging友人や社会から受け入れられたい)

レベル4 承認欲求(認められたい、誉められたい)

レベル5 自己実現

(その上 自己超越欲求)

 

例えば、性欲が生理的欲求だけでなく、愛情の欲求や承認の欲求から起こることもあるわけで、複合的なものでしょうけれど、基本的にはレベル1が充足されると、レベル2へ、2から3へ、3から4、そして4が満たされるとレベル5に向かう、言い換えると、欲求の対象は体の内側から外側へ、モノから心へ、欠乏の充足から成長をめざすというふうに発展していくというわけです。そして、その上に、見返りを求めず、自我を忘れてただ社会そのものをよくすることのみに没頭する自己超越欲求があり、これは人類の2%のみがその境地に達するのだと。

 

一定程度納得感がありますが、でも、なにかシックリきませんね。人間を美化して、前向きにとらえる、いかにもアメリカ人らしい発想、ビジネスコンサルタントたちが好んで引用するわけですね。

 

古来、多くの先達がこの問題に取り組んできました。
仏教徒であるかどうかに関係なく多くの日本人の心底にながれる考えは、釈迦牟尼の教えで、「人間の存在は苦であり,苦の原因は欲望にある」とし、あらゆる苦は人間の執着に起因するのだから、食欲 財欲 色欲 名誉欲 睡眠欲といった欲望を捨てることで救われるというものです。

これ、あの世が近い私には、納得する部分が多いですが、でも欲望捨てたら楽しくないもん。

 

ホントのところ、どうなんだろう。昔を振り返ったり、まわりのフツウの人を観察してみました。

おおむねマズロー先生の仰るとおりかもしれませんが、倒錯したケースは沢山ある。

 

◯ ワンコたち  餌も食べずに散歩いきたがる。(散歩から帰ったら食べさせてもらえるからかも)

◯ ギャンブラー、ゲーマー  よく一日中パチンコ台に向かっていられるよ。(承認欲求? 自己実現?>安全欲求 )

◯ 痴漢や暴行魔    捕まってもやめられないようです。(レベル1の性欲の範囲を超えていますね)

◯ おだてられた豚(人間も) 木に登るだけでなく、寝食忘れて働く、危険なスポーツする。(自己実現>安全欲求)

◯ 車乗る人  単価2円安いだけなのに、30㍑いれるために数十円分のガソリンつかって遠くのガソリンスタンドに行く。(自己実現>生理的欲求=お金)

◯ ぶち壊し屋 破壊が好きって、これ何欲? 自己実現?  もしかしたら(見返りを求めず、自我を忘れてただ社会そのものを悪くすることのみに没頭する)自己超越欲求?

 

それはともかく、隣のご主人。もともとは謙虚な方で、昔の栄光をひけらかすようなことはされないのですが、なにしろ教え魔で、庭で木を伐っていたら能率のあがる道具をすすめてくる、こっちゃ予算もあるし、作業楽しんでいるのに。レストラン行ったら、こうしたら合理化できると指導。最初は確かにそのとおりと感謝されましたが、度重なるともはやクレーマー。

そこで対策:このオヤジ、承認欲求が強すぎるから、その上のレベルに行っていただこう。

 

― いやーいつも深い教養に頭が下がります。

ところで秘密を守れる人だと信じて折り入って申し上げます。実は今まで隠していたのですが、うちの組織の長が是非ともうちに必要だ、組織に入ってもらえっていうんですよ。フリーメーソンってお聞きになった事あると思います。それです、報酬はありませんが、世界を救うために、是非入ってください。

ただ、残念なことに、あまり親しくすると露見してしまうんで、その辺よろしく。

あ、それから、もしも入会されない場合でも、この話、口外したら大変なことになりますので、ご承知おきくださいね。

じゃあ、そのうち、場合によっては2,3年、次のプロジェクトが始まるとき組織から連絡がいくはずですので、それまで、ネットなどの情報で研究しておいてください。

 

オヤジ、大人しくなりましたよ。それに活き活きしてきた。使命感に燃えているのか、まるで少年だね。