男女平等が声高に言われる段階から、当たり前の段階になってきました。実行はまだまだ伴いませんが。
とは言え、性差別ならぬ性差は厳然として存在します。例えば筋肉の強さなど。
性格だって、(もしかしたら後天的なものかもしれませんが)やはり女性の方がやさしく、男性の方が戦闘的、女性の方が慎重で、男性の方が冒険的。車の運転なんかはっきり出ますね、後ろから見ていてもわかります。
11月8日放映のNHKのクローズアップ現代で面白いことを紹介していました。
これによると、男女の違いを科学的に分析することで社会を変えようとする“ジェンダード・イノベーション”により各分野で様々な成果があがっているのだそうです。
医療分野を例に取ると、男女でなりやすい病気に違いがあることが明らかになっています。一部あげますと、
・脳がつかさどる性格や能力には男女で明確な違いはありませんが、一方、体や臓器の機能には男女で明確な違いがあります。
例えば、男性は太い血管が詰まって起こる狭心症が多い一方、女性の場合は0.5mm以下のごく微小な血管が狭まるタイプの狭心症が多く、女性患者の7割がこの微小血管の狭心症だと分かってきました。
・性ホルモンの違い。薬などの効果にも男女の違いがあり、例えばある物質は、女性にのみメタボ改善効果が認められます。
ほかにも、自動車業界では、女性の体を忠実に再現したダミー人形で衝突実験を行うことにより、事故リスクの低減につなげているようですし、さらには、スポーツシューズの改良なんかにも応用されているようです。
男と女、違う体なんだから当たり前って言えば当たり前ですが、今まで盲点だったのですね。番組の中でも紹介されていましたが、今までマウス実験するにあたり、周期的な変動があるメスをきらってオスでのみ動物実験をしていたのですが、これを変えることにより、上記の知見がもたらされたとのことでした。
我が家でも実験してみました。
薬の効果:夕食時の一杯、メスは適量飲んだらとまる。オスは飲むほどに飲みたがる。
不随意筋: メスは頻繁にしゃっくりをする。オスは屁をこく。
子供の反応: オスが叱ったら縮こまるけどその実、聞いていない。メスが叱ると即座に効果をもたらす。
犬の反応: オスが近づくと尻尾ふって餌や散歩をねだる。メスが近づくと、すり寄ってきて甘える。
これ、もっと広範囲なデータとらないと学会で発表できません。ほかにはないでしょうか、情報提供ご協力お願いします。