嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

人生、寄り道せずもっと合理的に生きよう

合理的な生き方(言い換えればケチ?)について考えてみました。

 

企業では、トヨタさんだけでなく優秀な企業さんは合理性をとことん追求しておられます。

一方、働いている人はというと、仕事を離れると、その反動がでてきて、無駄なギャンブルや体によくない酒をのんだりしますよね。

これは非合理的な行動とも言えますが、生身の人間、息抜きして、モチベーションあげることも大事なこと、こういう部分も「合理性」の範疇に加えてもよろしいのでは。

 

長い人生、そういう息抜き、自分へのご褒美も含めて自分の生活もなるべく合理的したいものです。

遊びや、息抜きするにも合理的に時間や費用を捻出、周囲から嫌われない範囲で、コスパ、タイパの良いレジャーを楽しんだほうがお得ですよね。

 

人生の先達、古典から学びましょう。

合理的に生きた人をとりあげた落語がいくつかあります。そのひとつ、「かたぼう」あるいは、「赤螺屋」を少し引用しましょう。


赤螺屋(あかにしや)吝兵衛という男。
一生食うものも食わずに金をため込んだが、寄る年波、そろそろ三人の息子の誰かに身代を譲らなくてはならない。
かといって、今のままでは三人の料簡がわからず、誰に譲ったらいいか迷ってしまう。
ある日、息子たちを呼んで、「俺が仮に、もし明日にでも目をつむったら後の始末はどうするつもりか」と一人ずつ聞かせてもらいたいと言う。

まず、長男。
「おとっつぁんの追善に、慈善事業に一万両ほど寄付する」
と言い出したから、おやじ、ど肝を抜かれた。
葬式もすべて特別あつらえの豪華版。袴も紋付きも全部新規にこしらえ、料理も黒塗り金蒔絵の重箱に、うまいものをぎっしり詰め、酒も極上の灘の生一本。その上、車代に十両ずつ三千人分……。

吝兵衛、ショック死寸前。「と、とんでもねえ野郎だ、葬式で身上をつぶされてたまるか」

次! 次男。
「お陽気に、歴史に残る葬儀にしたい」と言いだしたから、おやじはまたも嫌な予感。
案の定、葬式に紅白の幕を飾った上、盛大な行列を仕立て、木遣きやり、芸者の手古舞に、にぎやかに山車や神輿を繰り出してワッショイワッショイ。四つ角まで神輿に骨を乗せて担ぎ出す。拍子木がチョーンと入った後、親戚総代が弔辞で「赤螺屋吝兵衛くん、平素粗食に甘んじ、ただ預金額の増加を唯一の娯楽となしおられしが、栄養不良のためおっ死んじまった。ざまあみ……もとい、人生おもしろきかな、また愉快なり」と並べると、一同そろって「バンザーイ」

「この野郎、七生まで勘当かんどうだっ!!」

次っ! 三男。
「おい、もうおまえだけが頼りだ。兄貴たちの馬鹿野郎とは違うだろうな」
「当然です。あんなのは言語道断、正気の沙汰じゃありません」
やっと、まともなのが出てきた。おやじ、跡取りはコレに決まったと安心したが、
「死ぬってのは自然に帰るんですから、りっぱな葬式なんぞいりません。死骸は鳥につつかせて自然消滅。これが一番」
「おいおい、まさかそれをやるんじゃ」
「しかたがないから、まあお通夜を出しますが、入費がかかるから、一晩ですぐ焼いちまいます。出棺は十一時と言っといて八時に出しちまえば、菓子を出さずに済みます。早桶は菜漬けの樽の悪いので十分。抹香は高いからかんな屑。樽には荒縄を掛けて、天秤棒で差しにないにしますが、人を頼むと金がかかりますから、あたしが片棒を担ぎます。ただ、後の片棒がいません」
「なに、心配するな。俺が出て担ぐ」

 

他愛のない話ですが、最近、葬式の簡略化、家族葬が大流行で、この話、笑えません。

でも、葬式はともかく、若い人だって、色々考えておられますね。

落語の世界ほど極端でなく、ゆとり、生きがいのあるケチ。

・結婚式は簡単に、というか、結婚も無駄だからしない。LGBTだとか同性婚だとか言う時代だから、結婚にこだわる必要ない。

・子育てなんて論外。どれだけお金がかかるやら。子供の時代が良い時代になる気がしないし。

・余計なものは持たない。儲け主義の業者が煽るファッションなんかこだわらない。人と比べると疲れるだけ。わが道を行く。

・体が元だから、食べ物にはお金を惜しまない。でもコスパと栄養本位で。

スマホは欠かせないけど、もちろん格安スマホ。電話はSNSで無料通話。

・お金払う時は、クレカなどを使いできるだけポイントを稼ぐ。

 

そうして節約したご褒美に時々、コスパの良い美味しいもの食べて、パーっと遊ぶ。

でも、無駄な遊びはしない、無料アプリを活用、ヴァーチャルの世界で自分のアバターを遊ばせる。


お金、少し溜まったら、金利のつかない銀行などに預けず、配当金と株主優待の多い株を最小限づつ買う。もちろん手数料格安のネット証券で。

株主優待でもらったものはメルカリで売り飛ばす。

こうやって持ち株が増えても、売ろうなどとはかんがえず、もっともっと買っていく。

お金は使うためでなく、お金がたまるのを見てほくそ笑む、これが最大の娯楽、生きがい。

夜ごと夜ごと、お金を数えて、うひひひひ。よく眠れるので健康にも良い。

 

あれ、何か赤螺屋に似てきました。

いえ、赤螺屋は、隠居して役立たずの老人になり、介護をうけたりするという大きな無駄をしています。それじゃあいけません。

仕事でも口先だけで役に立たなくなったり、子孫を増やすこともできなくなったら、スッパリと、・・・。

それが合理的な人生ってもの。

遺産は残す必要ありません、最後にぱーっとやって、やりすぎて大往生なんてのが理想。

政界、財界、ご家庭、若返って日本よくなります、それが何よりの遺産。