嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

ジイさんの樹木葬で大迷惑

梅雨時、山の中を走るローカル線に乗っていると、あちらこちらの森のところどころに真っ白な花が咲いてなかなか綺麗です。でも最初花かと思っていたら、ある植物の葉、それも梅雨時にだけ白くなるのだそうです。 

 

話変わりますが、最近、死生観が変わったというか、お墓はいらないという人が増えているようです。かく言う私も、まだ本人的には2,30年先のことながら、葬式も墓もいらないと思っています。


うちのジイさん、88歳で亡くなったんだけど、いい歳して流行に敏感というか、おっちょこちょいと言うか、その頃はやり始めた自然葬にしろの一点張りで、こんなやりとりがあったの。

 

俺も婆さんも墓なんぞいらない。自然葬がよいから山にでも散骨しておくれ。

おとうさん、そんなことおっしゃって、お母さんはそれでいいって言っているの。こんな事話し合うの縁起でもないけど、せめて樹木葬にさせてくださいね。

わかった、植える樹は、自分できめさせてもらう。

 

ということで、どうやって話をつけておいたの、亡くなったら植木屋さんから苗木がとどいてね。

なんて手回しのいい人、最後まで元気で面倒かけない良いお父さんだったわね、としみじみして、ご要望どおり、その木と一緒に葬ったの。

あら、それはいいことしましたね。

ところがね、そのあとよ、問題は。3回忌のころ、大問題になったの。

管理人から、墓地に野良猫があつまって困っている。おまけに、おたくの木が大きくなってみんなから苦情が来ているって。

そう、植えた木が、マタタビだったらしいの。お父さん、猫が大好きだったわ。でも猫に供養してもらってどうするっていうのよ。そりゃ、お墓によりつかない私達も悪いけど。

それに、マタタビって知らなかったけど、蔓草でね。林業家の間では嫌われ者らしいわ。

そう、他所様の樹にからまりついて、そりゃ苦情でるわよね。生前もお酒飲んだら絡み上戸だったけどそのまんま。切るわけにもいかないし、ああ、どうしよう。

新しがって自然葬もいいけど、残されたほうにしてみれば、オーソドックスにしてくれていたほうが面倒無かったてもの。

 

またたびの語源は、疲れた旅人が葉っぱを食べたら元気が出て、また旅をできるから、ということのようです。葉が白くなるのは花が咲いたことを虫たちにアピールするためで、花の季節が終わるとまた緑色に戻るんだそうです。これはホントの話。