嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

中国でシン文化大革命の兆し

ご近所には物騒な国が沢山あります。太平洋の向こうにも超物騒な国がありますが、遠いし、今のところ親密な同盟関係を結んでいるので、ある程度言うことを聞いていれば、こちらは安全です。

個人と国家は違うかも知れませんが、生活に困窮しておらず家庭内がうまく収まっている人は得てして「良い人」として振る舞ってくれ、安全な存在になります。個人の場合、生まれつきおかしい人もいますが。

 

中国の不景気、というより経済危機が深刻化しているようです。失業率が増える一方、専制国家特有の事情で不良債権化した資産にも利息が払われているので富裕層は豊かになり、ますます格差が開いているとのはなしです。

 

習近平氏が、今までの集団指導体制から決別して、毛沢東――政治テロと倒錯した経済政策によって数千万人を死なせた独裁者――を真似ているとの指摘があります。

彼自身の生い立ちからもともと毛沢東思想が色濃いことに加え、自分のまいた種とは言え対外軋轢、経済危機など課題満積で、毛沢東式の権力集中・強権発動、戦狼外交などでないと統治の危機に対応できないと判断しているからのようです。

 

こうした背景もあって、2021年、格差是正をめざす「共同富裕(共に豊かになる)」の方針を掲げいくつかの、毛沢東式の「善政」が行われ始めました。

◯ 2020年、各大学に対して学生を辺境地域で職務に就くことの奨励を命じました。これは文化大革命(1966~76年)の時期の「下放」、インテリ層の思想改造と農山村の社会主義建設のために学生や幹部などを農山村へ送り込み、長期間の定住をさせたことを彷彿とされます。

◯ 2021年には小学校1~2年生に対しては宿題を禁止、他の学年でも宿題の量を厳しく制限するほか、小中学生向け学習塾も新規開設および営利目的の活動を禁止しました。高騰する塾代を統制し、家計の教育費負担を和らげて少子化対策に生かすのが目的だとのことです。

◯ 2023年9月、幼稚園入園時のテストによる選別や、小学校のカリキュラムを教えることを禁止する方向で法案準備。知識の詰め込みや所得による格差をただすのが狙いだとのことです。

 

さあ、この新文化大革命でどうなることでしょう。

 

どこかの国の首相と官房副長官の対話

ー 新文化大革命を嫌って逃げ出してくる富裕層が我が国に来る、人材獲得のチャンスではないか。

ー 富裕層が家庭教師をつけることは禁止されていないので、全然影響ありません。それに外国留学するならもっとマシな国を選びますよ。来るとしてもそれは二流と産業スパイばかりです。

ー 共同富裕という考えは私の唱える新しい資本主義にも通じる。我が国でもこのやり方をすすめようか。塾などの負担が減って喜ばれる、少子化対策にもなる。うん、名案だ。

ー 彼らの狙いは、むだに大学に進学する人を減らし、学卒失業者の失業問題を解消させるところにあります。我が国は、もともと学卒者に、大卒にふさわしい仕事なんか与えていません。おかげで学卒失業者も低水準です。彼らの先を行っています、自信をもってください。

 

いちおう大学でたのに、御用聞き営業や単純事務作業で会社員人生を送ってきた私には耳の痛い話でした。