海外から日本に来られたお客様たちが一様に感心するのが、公衆トイレの綺麗さ、しかも無料。
(日本は良い良い自己満足的な報道が多いので少し割り引いて見る必要がありますが。)
自分の拙い経験でも、国際空港などは別として無料トイレが少ないケースが多く、小銭を持っていない時、苦労します。そのくせ清潔さは数段落ちます。
改めて、外人になったつもりで見てみると、私鉄も含めて各駅に゙無料トイレがあるというのが驚き。乗車賃をとっているから顧客サービスと受け取れないこともないですが、メンテ、清掃だって大変なのにありがたいことです。
あと、高原など自然の中でも、一部を除いて無料。
そういえば、国立公園で入場料をとるという話もあまり聞きませんね。登山客の環境汚染で物議をかもしている富士山の入山料だってたったの千円だし、しかも任意。
登山道だって、道標、階段の丸太、ロープなんか、誰がお金を出して、作業しているのか考えたことあります。山小屋経営者はじめボランティアさんたちの山を愛する心の賜物だと思いますが、そんなに甘えていいのかと心の痛みを感じます。(登るときはゼイゼイ、ハーハー言っていてそんな余裕ありませんが。)
もはや、水と空気と安全は無料、公共施設はなんでも税金で賄えるという時代ではありません。
財源確保と、環境保全、国民への正しいコスト意識の醸成を口実として、いえ、いい間違えました、目的として、受益者負担原則の導入・拡充が検討されております。
背景には、マイナカードなどデジタル化の進捗により本人確認や課金が低コストでできるようになったこと、監視カメラなどにより違反者の掌握がしやすくなったことがあります。
まず、全国の国立公園、登山道。海岸(海水浴場の入場料、サーフィンやパラセーリングなど器具の持ち込み料)は有料になります。
近所の公園はどうでしょうか。
公園や図書館の利用については、みんなが利用するから公費でという考えもありますが、実態は特定の人ばかりが利用、場合によっては公園で「よそ者」が来ると睨みつけるなどという事案が報告されています。
そういうことで、とりあえず、公園や公共機関のトイレや水道に課金することになりそうです。
2024年度から、同一市町村内で1日2回を超えると、1回50円が課金されることになりそうです。(子ども、老人は半額、トイレの近い人には回数券や定期券あり)。
犬も例外ではありません。電信柱にセンサーをつけ、1回50円を飼い主に課金するようになります。 「ポチ、何回おしっこしたら気が済むの、我慢しなさい」
支払いはマイナカードおよびリンクされたクレジットカードを基本としますが、ない人は各自治体発行のプリペイドカードを使うことになります。
今後、救急車、ゴミ収集、などについても、順次導入される予定です。
電波については、すでに多額の集金をしている先進的なNHKを別として、今のところ予定しておりません。
なお、公園のトイレや水道で生活しているホームレスの人たちが可哀想という考えも出されましたが、低所得者層は仕事が忙しくて投票率に行きにくいし、SNSの利用もない、マスコミなどの読者にもなっていないという事情があり、政治的に得策ではないということで、却下されました。
(追伸)このブログも無料で使わせていただいていますが、きちゃんと広告も見ているし、調べ物するときWIKIPEDIAにも時々寄付しているから許してね。