質問に応じて自然な文章を作成する対話型AI「チャットGPT」を巡り、国内の大学ではリポートでの利用を制限したり、情報流出の危険性を学生に注意喚起したり、対応に苦慮しているようです。
一部の大学の対応をみると、
◯上智大学 ChatGPTなどのAIが生成した文章や計算結果を、教員の許可なくレポートや論文などに使用することを禁止、論文などでの使用が検知された場合には「厳格な対応を行う」としている。ただし、試験における「持ち込み可」と同様に、教員の許可があればその指示の範囲内で使うことは可能とした。
◯東大 学生がレポートや論文を生成系AIを用いて作成することに対しては、「学生本人が作成することを前提としており、生成系AIのみを用いてこれらを作成することはできない」とした。
◯東北大
学生の生成系AIの利用を完全に禁止することは困難とし、以下のような対策を提案。
・レポート等の解答にそのまま利用することは学生自身の勉強にならない旨注意する。
・生成系AIの学習データには他者の著作物が含まれていることもあり、著作権侵害や剽窃のおそれが生じることを注意する。
・予定した演習課題やレポート課題に対し、どのような出力を行うかを事前に確認しておく。
・提出したレポートに対して自分の言葉で説明させた上で採点する。
(以上ホントの話)
私の大学では、もっと厳しい議論が出てきました。
ー 学生がものを考えなくなって脳が退化してしまう。教育者として許してはいけない。
ー 私が若い頃は、ネットどころかパソコンも使用させてくれなかった。
ー それどころか、私の頃は電卓もご法度だった。
ー 私のところでは、柱時計以外の時計の使用も禁止されて、さすがにこまったものだ。
ー この際、我々のような立派な人間をつくるためにも初心にかえって本来の教育をとりもどそうではないか。
ということで、うちの大学な質実剛健。いまでこそ世界の有名大学には大きく遅れをとっていますが、万一、大規模停電や電波障害、物資の供給がとまるなどの事態が発生した場合でも、サバイバルできるような学生が育っています。