嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

車の認証不正問題が公共交通機関に波及

このニュースはご存知と思います。

「昨年末から年初にかけてダイハツ工業豊田自動織機にて発覚した認証不正問題を受け、国土交通省が自動車メーカーなど85社に対して過去10年間の認証申請における不正の有無などについての調査・報告を指示していた。その結果として、今回トヨタ自動車を含む5社での不正が明らかになった」

そして、不正が発覚したトヨタ自動車豊田章男会長は会見で、謝罪した上で、「対象車両のうち生産終了しているものも含めて、社内での検証において法規に定められた性能に問題ないことを確認しており乗っている方々に直ちに影響はない。」「(認証制度と実態に)ギャップがある」と語ったということです。

 

最近、建築や車に限らず検査での偽装がよく発生しており、モラルが低下したのか、それとも(実態は昔から同じでも)不祥事が表にでるようになったのか、実態に反して検査が厳しくなったのか、そのへんは存じませんが、一部のひどい例を除いて、「安全には問題ない、性能には問題がない」と言うコメントが出されるのはなぜなのでしょうか。言い訳を行っているだけではなくて、検査基準がおかしいんだよという思いがあるのかもしれません。

 

早速、ネット社会では同情論がヒートアップしているようです。

ホンダを例に取ると、車両重量が1500キロのクルマの場合、当時の法規では車両重量がプラスマイナス2%以内、つまり最も軽い1470キロで加速走行試験、最も重い1530キロで定常走行試験を行う規定になっていたところ、定常走行ではクルマをさらに重くして1545キロ、加速走行ではさらに軽くして1455キロで試験を行うなど、より厳しい条件で行った試験のデータを規定内の車両重量で測定したものとして、国土交通省に提出していたのだそうです。テスト実施後の後付け備品などにより重量が変動するリスクに鑑み、より保守的にテストしたのに咎められたというわけだそうです。

ネット世論的に言えば、非現実的な検査基準で、事実上問題なくても女将の御威光を傷つけたから罰せられた、国土交通省はケシカラン、というわけです。

 

そうは言っても今回の車に関しては、日本の認証制度はほぼすべて国連基準と合っており、専門家によれば「世界基準のルールがあるなか、日本だけが違う試験をやっていいことにはならない」とのことで、ルールを勝手に解釈して適当に運用することは許されないでしょうね。曖昧なことをしていたのでは安全が足元から崩れてしまうわけで、よく分かりませんがこの辺難しいところですね。

 

そうしたなか、関東にお住まいのかたは御存知ないかもしれませんが、6月12日から14日までの間、大阪環状線が運行を停止することになっています。

JR西日本によりますと、ドアやブレーキについて10日に1度の「列車検査」が義務付けられているのですが、平日ダイヤと土日休日ダイヤが異なるので、7日に1回の点検に変更していたのが当局の検査で発覚、処分をうけたためで、「深くお詫び申し上げます、安全面には問題ございません」とのことです。