シャインマスカットって翡翠みたいにみるからに宝石、それに何と言ってもおいしいですよね。
でも、お値段も宝石並。
農家はさぞ儲かるだろうな、秋に出荷したらあとは、1年安泰。
私なんかが庭で育てている果樹と違って、そんなもんじゃなさそうですね。
テレビで生産農家の日常を追っていました。
そりゃ、のんびりしているところなんかは映さないで、ストーリーに沿った切り抜きなんだろうけど、結構大変。収穫期なんか目の回る忙しさのようです。
草刈り、施肥、剪定、摘花、袋掛け、摘果。木も植えっぱなしでなく、老木になったり流行りが廃れたら植え替え。収穫作業だって季節は待ってくれないから一時におこない、選果して出荷。
何より自然が相手だから気が抜けない、天気が荒れたら夜中だろうななんだろうが、駆けつける
害虫、害獣対策、それに最近じゃ、もっとたちの悪い害人の跋扈。監視カメラ備えたり費用もかかるようです。
他の果物もそれぞれ同様でしょう。季節ごとに、さくらんぼ、メロン、桃、ナシ、ブドウ、栗、柿、リンゴ、みかんと旬の果物が出回りますが、どれも大きく甘く、形も良い、芸術品。
そこまでやるのか、というくらい手間ひまかけているようです。
秋にでまわるもので、もうひとつ。銀杏も好きです、お酒のつまみに最高。
そう言えば、最近店に並んでいる銀杏、ずいぶん粒が大きいですね。街路樹の下から拾ってくるやつと一回りサイズが違います。肥やしをたっぷりやっているのでしょうね。
それどころか、最近ではもっともっと大きいのが千疋屋さんなど高級果物店などに出回りだしました。
聞いてみてビックリ。肥料をやるだけであとは実るのを待つばかりかと思ったら、一つ一つ間引いて、袋掛けする。
果樹として低めに仕立てているとは言っても、なにしろ木が大きいので大変、電気工事の人や植木屋さんがのっているようなクレーン車にのってやるそうです。
収穫するときも、下に落ちるのを待つのではなく、ひとつひとつ摘み取っていきます。外側の例の臭い果皮は鼻をつまみながら手で剥き、洗って乾燥させます。いや~大変な作業です。
その成果あって、一つ一つの粒が大きい。ピンポン玉くらいはあります。
銀杏食べるときどうやって食べます? ペンチなようなもので、外の殻を割って中の黄緑色の宝石を取り出し、フライパンで炒めながら薄皮を剥く人、封筒に入れて電子レンジで一気にやるひと、それぞれの流派があるようです。
外の皮割ろうとおもったのですが、そんなに大きなペンチはない。それではと、大きな紙袋にいれて電子レンジ。 エライこっちゃ。レンチンでなく、ドッカーンと大音響。