嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

パンダをめぐって国際情勢が緊迫

今、米国はじめ西側諸国と中国との関係は冷え切っていますが、パンダ外交はどうなのでしょうか。

 

野生のジャイアントパンダ(以下「パンダ」)の数は2023年12月現在で推定1864頭、中国四川省陝西省甘粛省にお住まいです。

飼育数は全世界で600頭、1位は中国で約500頭、2位が日本で9頭(上野6,和歌山のアドベンチャーワールド3)、3位4位がアメリカとタイ各4頭、台湾にも2頭いるようです。パンダの年間レンタル料(正確には「パンダの研究・保護に対する支援金」)は1億円にものぼり、しかも、日本で繁殖に成功しても所有権は中国にあり、年間6-7千万円払うのだそうですから、日本のパンダ好きは突出していますね。

最近、中国からの輸入規制を厳しくしている米国では、直接の関係がないにしても首都ワシントンのスミソニアン国立動物園が昨11月に3頭を中国に返還しています。これにより1972年以降50年ぶりに首都でのパンダが不在となっており、米中の冷え込んだ関係の象徴となっていますが、習近平国家主席は、昨年11月の米国訪問の折、新たに2頭貸与する(都市は未定)との意思を伝えたとのことで、またワシントンにも赴任するかもしれません。そうなると議会で演説するなど外交活動も復活、米中緊張緩和に動くことが期待されています。

 

ところが、ここにきて最近、アトランタ動物園にいるパンダ「ルンルン」に発信器がとりつけられていることが発覚、米国政府はこのパンダを拘束するという事案が発生、状況によっては4頭全頭強制送還、あるいは没収の可能性がでてきています。

 

一方、香港海洋公園に飼育されていたパンダ2頭が脱走、米国総領事館に逃げ込んだというニュースが流れてきました。米国政府としては難民申請に応じる意向で、ここでも米中間の対立が深まっています。

 

今のところ、海外最多の飼育数をかぞえる日本では、事態を静観、当面は少子化対策担当の加藤内閣府特命大臣の指揮下、パンダの繁殖活動に励むとしております。日本は平和ですね。