昨日、ペットの顔が飼い主に似る話をしました。今日はこの続き。
温泉なんかにつかってジーッと目をつぶっているカピパラ、決して愛くるしいお顔ってわけではありませんが、結構人気がありますね。
中国といえばパンダですが、最近中国でも若者の間でカピバラが人気なのだそうです。忍耐強く動じない性格とされるところが、失業率4割超(統計局発表では12月時点で14.9%)ともいわれる中国の若者たちに支持されているのだとか。
私の知人でも、カピパラに顔つき、雰囲気がよく似ていてカピパラというあだ名を付けられている人がいます。他にも身近な動物になぞらえあだ名をつけられるケースは多いし、そうでなくても、営業の人なんか、人の顔を覚えるのに何らかの動物にことよせて覚えるという人もいるようです。同じ哺乳類だから当たり前っていえばそうかもしれませんが、よく観察すると似ている動物がみつかります。
で、そういう目でみると、顔つきだけでなく、性質も似ているような気がしませんか。
そう言えば、人生経験のせいか、年齢を重ねるたびに、出世魚のごとく名前が変わる人もいます。
生まれたときはサル、幼い頃は子犬、長じてイノシシ、就職したらキツネ、結婚したらウサギ、中年になってクマ、そして今や狸オヤジ。もうすぐブタ。
なんでなのでしょうか。顔が似ているから思わず先入観でその人を判断しているとしたら、困ったことですね。でもそれだけではないような気がします。40を過ぎたら自分の顔に責任を持ちなさいと言われますが、例えば秋田犬に似ていると言われると思わずそれに沿った行動をしてしまう心理が働くのかもしれません。干支で性格を占うのもその辺に根拠があるのかも、後天的な努力?の影響は馬鹿にできません。
一方で、何か神の定めた共通の形質があるからだという説もあります。いわば先天説。
人間とサルの遺伝子は98.5%同じだと言われます。それどころか、バナナと60%が同じだという研究もあるくらいです。
カリフォルニア大学サンディエゴ校が主導した研究で、性格の主要な5因子とされる外向性、神経症傾向、調和性、勤勉性、開放性に対応するヒトゲノムの領域が特定されたのだそうです。
更に最近の研究で遺伝子の「8p23」という領域で、これら動物とヒトとの共通性が見出されたとのことです。そう、神様が仕組んだカラクリだったのです。
易者の見立てや、動物占いがよく当たるの理由はこの辺にあるのかもしれません。
動物園に行って、良く観察して自分の理想の動物を見つけ、師事しようかな。
異性にモテて金持ちになりそうな動物って何かな。