駅そばの自動調理販売機ってご存知ですか。
昭和の昔から、「そば自販機」があり、これらはチルド状態の生麺にお湯が注がれ出てくるといった単純なもののようですが、この「調理」販売機は「精密なプログラムと独自の解凍技術によってメニューごとに最適な調理をし、最短90秒で出来立ての食事を提供する」のだそうです。
一部のレストランの調理場で「そばロボット」などが使われており、自動でそばを茹で、ぬめりをとって水で締めるまでを行ってくれるのだそうですが、それの小型版なのでしょう。
上野駅の常磐ホーム(11、12番)の出口付近にあります。少し目立つブースにおおきくAUTO駅そばという看板があり、入り口には「妖怪のしわざ?」のポスターが貼られています。
JR東日本が、人手不足解消とニーズの把握を目的として実験的に設置したのだそうで、開発したのは米国リコンバレーのフードテックベンチャー、米Yo-Kai Express Inc.、「妖怪」が先なのか、Yo-Kaiをもじって「妖怪のしわざ?」とやったのか、どっちなんでしょうね。
この自動調理販売機の製作費用は、機械本体、調理器具、食材、設置費などを含め1台あたり約100万円とのことで、意外と安いですね。
でも、どこが新しい?
昭和の昔から道の駅やドライブインなどに、自動販売機がずらりと並び、サンドウィチやハンバーグなどが並んでいますよね。
これは富士電機など、日本のメーカーがつくっているもので、チルド状態の生麺がカップに入っており、お客さんがお金を入れると自動的に湯切りがされだしが注がれる仕組み、結構根強いファンがおられるようです。
こちらの値段は、丸美屋 弁当・おにぎり自動販売機:1台あたり約50万円から100万円、丸美屋 スープ・サラダ自動販売機:1台あたり約30万円から50万円 のようです。
味の違い? 有人店舗との違い? 私、駅そばに多くは求めていないので、よくわかりません。
お金持ちの友人の家に遊びに行って驚きました。
30畳はあろうかと思える広いスペースに、自販機がズラリ。ビール、日本酒、コーヒー、ジュース、そして「妖怪」の自動調理販売機も。
そばが大好きなのですが、いちいち作るのは面倒、ほとんどの食事は、これですましているそうです。
― 大人買いも良いけど、材料はどうする。
― そんなものばかり食べていると栄養失調になるぞ。
― ご心配なく、ほれ。
指差す先をみたら、サプリの販売機が並んでいました。