嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

お客様の中にお医者様はおられませんか

 

― この間、飛行機で実家に帰ったとき、なんか気分の悪くなった人がいたようで、「お客様の中にお医者様はおられませんか」って機内アナウンスしていたわ。

― 5分ほどしたら、ヤンキー風の女の人がアテンダントさんと前の方に行っていたわ。え、大丈夫かいと思ったけど、しばらくしたら無事、助けて席に戻ったみたい。人、見かけじゃわからないもんね。

 

こういうの機内ドクターコールというのだそうで、「診療に従事する医師は、診察治療の求めがあった場合には、正当な事由がなければ、これを拒んではならない」という医師法の規定により応じるのが義務付けられているようです。

2021年に行われたある調査によると、

◯ 機内やレストランでそういう場面にでくわしたことがありますか。

    はい:35.5%  いいえ 64.5%

◯ あなただったら、どのように対応しますか。

    迷わず名乗り出る: 20.6%  他にいないようなら名乗り出る: 45.1%

    名乗り出ない: 34.3%

いやー、大変ですね。一応の義務とは言え、2/3が名乗り出るって、お医者さんの倫理観、使命感てすてたもんじゃないです。

 

名乗り出ない理由は、

・万一うまく対応出来なかった場合、訴訟リスクを負うから  

・自分の診療科かわからないし自分の診療能力に自信がないから  

・道具がないのでどうしようもない  

・かって助けたら長時間付きそう羽目におちいった

 

恩知らずのクレーマーもいるし、その気持わかります。酒飲んじゃっている人もおられるでしょうし。

ちなみに、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどでは、無償で善意の行動をとった場合、たとえ失敗しても責任を問われないという趣旨の善きサマリア人の法(Good Samaritan laws)がありますが、日本ではまだ検討段階だとのことです。

更についでに申せば、飛行機会社ではこうしたコールに応じでくれたお医者様には、座席のグレードアップやマイレージ、その他のお謝礼が感謝状とともに贈られるようです。

 

 

さきほどの続き

 

― みんな拍手したわ。当のお医者さん、恥ずかしそうにしてたけど。

― そのあとよ。またコールがあったわ。またかよと思ったら

「お客様の中に、飛行機を操縦できる方おられませんでしょうか」