嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

生成系AIを使った歴史検証プロジェクトを立ち上げたが

8月15日は終戦記念日

例年、新聞や放送局では特番が打たれますが、国内外の大勢の人が苦しんだ太平洋戦争・大東亜戦争を振り返るよい機会ですね。

でも、いただけない定番が、閣僚が靖国神社に参拝するの、しないのでもめること。

隣国からその時時の政治情勢で時には形だけの、時には強烈な横槍がはいります。先の戦争でアジアの国々に迷惑をおかけしたことは事実にせよ、一部の国だけが、日本の歴史認識が間違っていると言って、政治的なカードに利用しており、いつまでも全く困ったものです。

 

日本はすくなくともお隣の国々よりは言論の自由な国でしょうし、学校や市販の本、メディアや左右おりまぜての言論空間から学んだ「歴史」は、そんなに間違っていない、(むしろ、自虐史観が横行?)どう見ても、中国や朝鮮(韓国)の言い分はでっちあげたり誇張たりしてことが多いと思えます。


ただ、我々自身も、日本語世界で限られた情報、それもアジアからの視点を欠いた欧米中心史観の中で生きているわけですから、自分の信じる「歴史」が正しいか、一歩引いて考える必要はあろうかと思います。


一例を上げると、多くの日本人はこの日が戦争終結の日と信じていますが、これはあくまでも天皇陛下終戦の勅を発せられ、終戦を決意した日であって、国際的な常識は、降伏文書(ポツダム宣言)に署名した1945年9月2日とされているようです。
これなんか、些末なことかもしれませんが、要は、我々自身も思い込みをぬぐえないでいるということで、一方的に中国、韓国がデタラメの歴史を捏造しているといい切るには、ほんの僅かですが、ためらいがあります。

客観的な史実はどうなのでしょうか。それぞれの国が勝手なことを主張していたら軋轢が増すばかり、もう78年たつのだから、そろそろ客観的な事実を共有したいものです。


こうした思いをもつ日韓の若者たちの呼びかけで、生成系AIを使って歴史検証プロジェクトを立ち上げることになりました。在日3世の方のリーダーシップで数年前から歴史問題などの日韓の懸案を話し合う場が定期的にもたれていたのですが、これを一歩進めようというものです。

 

生成系AIは、膨大な資料を読み込み、まとめるのに長けていること、したがって出された答には説得力があるはず、これを両国の官民、教育界で共有すれば、不毛な誤解はなくなる、というのがその狙いです。

 

この狙いは概ねあたり、白村江(はくすきのえ)の戦いの昔から、豊臣秀吉による朝鮮侵略、植民地化、などなどの事案、この間のプラスの影響、マイナスの側面、すべて「客観的な歴史」を共有することに成功しました。また、竹島は明らかに韓国が違法に占拠したものであることが、明白となり、韓国側も不承不承納得してくれました。

ところが、この過程で、朝鮮と言っても一つの民族ではなく、一部が中国大陸の諸王朝(以下チャイナ*)につくともう片方は倭(日本)になびいたり、あるいはチャイナに飲み込まれたり、チャイナを抜きにしては語れないということになり、やはりここは中華人民共和国(中国)、中華民国(台湾)も加えねば、ということになりました。

(*中国というのが国名となったのは1911年にできた中華民国以来であり、それまでは王朝名で呼ばれており、日本でも「もろこし」とか支那と呼んでいたとのことなので、ここではChinaチャイナとしておきました。)

 

そこで、次のステップとして中国を加えたのですが、ここでこのプロジェクトは大きな挫折を味わいます。

なにしろ、AIといっても与えられた情報を処理するわけで、それらの情報を相互に照らしせあわせるにしても、個々の情報の真贋を見分けるには限界があります。

 

日韓でやっている間は曲がりなりにもうまくいったのですが、中国を加えた途端に、どこからでてきたのというくらい膨大な「資料」が中国側から寄せられ、新たな「歴史的事実」が吐き出されてきました。

これによると、韓国は中国の一部、日本も尖閣や沖縄のみならず、本州も中国の属国として中華圏の一角を担っていたそうですよ。ウィグルもチベットも、モンゴル・満も、漢も、韓も、倭も、もちろん台湾も、ついでにインドシナ諸国も、みんなみんな中華。更に噂によるともうすぐAIから、アメリカのネィティブ(いわゆるインディアン)も中国人、従って北米大陸も中国という答えが引き出されてくるようです。

 

アジアはひとつ、中国共産党習近平皇帝の指導のもとに一致団結、仲良くやりましょう。

めでたしめでたし。