アップル社がゴーグル型端末「Vision Pro」を2024年に発売すると発表したそうです。
視線や指、声で操作でき、仕事からエンタメまで3D空間で楽しめる、更には搭載された3Dカメラとマイクにより動画や写真の撮影も可能だそうで、CEOのクック氏によれば「現実とデジタルの世界をシームレスに融合し、リアリティーを拡張するものとのことです。
お値段が50万円近くするようなので、簡単に買えるものではないと思いますが、一部のマニアが買うと、ファッション化して、若者の集まる街では、ゴーグル着けて歩いている人だらけの異様な景色になるかも。
一般への発売は2024年とのことですが、当然コンテンツ開発がひつようなわけで、すでに水面下でいろいろすすめられています。いずれも企業秘密ということで、詳しくは聞けませんでしたがいくつか紹介しましょう。
某テーマパークでは、テーマパークの中を歩いているような体験をすることができるサービスを提供、最初1ヶ月は無料、そのあと有料化するサブスクリプションサービスとするそうです。
日本過労生産性本部では、覚醒剤的な効果をもたらすコンテンツを開発、社員にゴーグルを装着させて働かせたところ、休みなく働き、生産性があがったとの結果を得ました。
老人ホームと終末医療を展開する某医療法人では、スパゲティ状態の患者さんたちに装着させたところ、生きている感が戻り楽しみが増えた、寝ながら頭と体を動かすことができ、寝ながらリハビリができたと好評でした。看護師にいわせると、ちょうど新生児室に保育箱がズラーッと並んでいるみたいで、ああ、人生の最初と最後はおなじなのだなと、しみじみとした思いに駆られたとのことでした。
一方、老人ホームの方では、徘徊老人たちに装着させることで、行方不明事故の大幅減少を達成できたとのことです。
少し変わり種では、日本競馬会。
ブリンカー(目隠し)に替わるものとして、このゴーグルを馬主に推奨する方向で競走馬用のコンテンツを開発しています。
狙いはイメージトレーニングさせ強化させるとともに、本番でも気が散らなくすつ、他の馬との対抗心を煽ることにより頑張らせるということで、動物愛護協会との間で調整をすすめております。
こうした民間の動きに対して、官界、政界も利用策、対応策を練り始めました。
警察当局は、現実と妄想の境を失う変質者の横行、ゴーグルをつけたまま街を歩いたり運転する者をどう規制するか検討をはじめました。
また、法務省では、死刑をはじめとする従来の刑罰にかえて、ゴーグルの矯正装着で受刑感を与えるとともに,更生に導く事はできないか、研究中のようです。
議員さんたちの反応は様々でした。
あんなもん付けていたら、手足が退化してしまう、というネガティブなコメント。
リスキニングのツールに最適、学習効果増大で国民のスキルがあがる、馬車馬のように働くようになり、経済成長するぞ、という国力増進派。
ゴーグル端末をハックすることで選挙に使えないかという、なにかヤバいコメント。
万能薬のように捉えている人もいて、なかには、少子化問題の解決に役立てようって、え、どんなコンテンツ?