この世知辛い世の中でも、無料のものも沢山あります。
御存知の通り、インターネットの世界では広告収入で経費をまかなうビジネスモデルが普及、各種ニュースサイトやYoutubeなどを無料で楽しむことができます。もっと古くは、民放の番組は発足当初から無料で提供されています。
一方、最近、Youtubeなどを見ているとやたらと広告が増え、うんざりしていると、プレミアム会員になりませんか、月間わずか◯◯円で広告がなくなります、という案内が来ます。
必要なサービスにはお金を払うという本来の姿で、わずかなお金をだすことでより快適なサービスを楽しんでおられるひとも多いことと思います。
さて、民放でもこの動きがおこり、この4月、各民放が一斉にプレミアムテレビサービスをはじめました。
毎月980円のお支払いで広告がなくなります、最初のお試し期間1ヶ月は無料です、という触れ込みでスタートしましたが、全く人気が出ません。
色々モニタリングした結果、番組はつまらないが広告が面白い、広告を楽しみにテレビを見ている、あの広告にでてくるタレントが好き、という声が圧倒的多数で、この試みはスタートから躓いています。
ということで、残念な結果になってしまいましたが、一方で思わぬ効果があり、一部を除く全国民から大歓迎されることになりました。
すなわち、BSプレミアムだけでなく一般地上波でも有料番組を見るか見ないかを自主的に選ぶという考えが浸透、NHK税ともいうべきNHK受信契約が、任意制に移行されることになりそうです。