外食やコンビニの店員さんたち、物流の皆様、よく働きますね。今、こうした方々の給料が低すぎてひいては日本経済の停滞を招いているとの指摘がなされています。
ビックマック指数というのをご存じの方は多いとおもいます。世界各地のビックマックの価格を比較し、その国の物価水準の目安とするものです。
これによると、2022年7月現在では、1位スイス925円、以下ノルウェー、などが続き、アメリカは6位の710円、そして日本は41位の390円、33位のタイ482円、40位のベトナム406円にも負けています。
その後9月、今年1月と2度にわたり値上げし新価格450円となっていますが、まだまだ国際水準比では安く、人材確保難、今後の時給アップに備えるにはまだ不足と考えた日本マクドナルド社は、当面の措置として、今まで無料だった笑顔を有料化し、注文を受けた時、商品を渡す時、各1回48円を販売価格に上乗せする予定だそうです。
これにともない、笑顔手当が支給されるそうで、店員さんたちの待遇改善にむすびつき、賃金安→低購買力→値上げできない→経済停滞→賃金安の悪循環を断ち切る動きであることを祈っております。
一方、「すき家」「なか卯」など外食チェーンを展開するゼンショーホールディングス社は、4月1日から、正社員1210人の給与を平均9.5%引き上げ、新卒初任給も月22万2000円から25万円に改定しました。
伝え聞くところによると、従業員からは「これからは牛丼でなく、もっとおいしくて栄養のある食べ物を食べることができる」とよろこびの声があがっているとのことでした。