嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

美術品の値段を当てられますか

友人が定年退職後に趣味で始めた油絵がメキメキ上達、各種の賞に入選するにいたり、その作品が展示されているということで、柄にもなくデパートの美術展覧会場に行ってきました。

 

いくつかの絵には値段が表示されております。良い絵だなと思って説明書き(キャプション=wall label というのだそうです)に添えられている値段を見ると、結構高い値段がついています。中には内外の有名大家のもいくつかあって、何百万円、何千万円のものもありました。レプリカかもしれませんが、こんな高額なものが展示されているのも驚きでした。

 

ちなみに「モナリザ」は1911年に盗難にあい、1913年に発見されましたが、そのときの時価が16億3000万ドルだったそうです。また、1962年に保険への加入を検討した際、およそ1億ドルの価値があると査定されたのだそうです。随分違いますが、要は値段がつかないほどの高額ということ、50-100年昔の話ですから、現在ならいくらになることやら。
最近実際に値段がついたものでは、ダ・ヴィンチが描いたイエス・キリスト肖像画が2017年のオークションで約4億5000万ドルだったそうです。購入者はアブダビ文化観光局で目下秘匿されているとのことです。

 

さて、現実に戻ってデパートの美術展覧会。

暇なもので、自分の中で当てっこクイズ、自分なりに評価を下して、キャプションにそえられた値段を見る。そうすると値段こそは当てられないにしても、高いか安いかは結構当たっていて自分の審美眼に自信をつけました。

(実態は、良い絵は目立つように展示されているから、それに引きづられて良い評価をしたのでしょうけれど。)

 

そうなると、値段のないものを見ると、ストレスがたまります。純粋に絵を楽しめばよいのに、これなんぼや、と聞きたくなります。そして値段の高い絵はじっくり見て、安い絵は足早に通り過ぎるということになります。

 

帰り道、時間があまったので上野の東京国立博物館に寄ってみました。

流石です。展示物にはすべて値段がつけられていました。さすがに非売品とは書いてありましたが、文章でその来歴、価値を説明されるよりよっぽどわかりやすくて、理解が深まりました。

美術館を見終わって、西郷さんの銅像にたちよると、ここにも値札が。しかも、なぜか、西郷さんより連れている犬のほうが高かった。明日、ハチ公がいくらか見に行くつもりです。