嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

職業に貴賎なし、差別はいけないと言われる件

先日、静岡県知事が、職業差別発言の責任を取り、辞めることになりました。

この人、新任職員への訓示で「毎日野菜を売ったり、牛の世話をする仕事とは違い皆さんは知性が高い」とやらかしました。前歴が大学教員という学生に対して絶対権力を持つ立場でワガママに育ってきただけあり、今までも好き勝手な発言をし、また、責任取ってボーナス返上するなどと空手形をだしたりして、あまり評判がよろしくない。

私も、個人的には早くリニアを走らせてほしいと願うもので、一刻も早くやめて欲しいと思うものですが、この発言については、やや庇いたくなります。

 

だって、今回の発言、農家の方には悪いけれど、多くの人が抱いている本音ではないですか。

もちろん、知性とは無関係だし、家の事情や本人の趣向によって、宮仕えより独立した農家経営を選ぶ人も多いでしょうけれど、自分の子供が 現場系の仕事につくより「頭を使う仕事」についたほうが喜ぶ親が大多数なのは事実。

心のなかでは差別意識をもっているくせに、口先だけ職業に貴賎なしと言っても空々しい。騒ぎ立てているマスコミのひとたちだって、いつも上から目線で記事かいているじゃないですか。

 

本音で物言ってなにが悪いのですか。ポリティカル・コレクトネスなんてクソ喰らえ。

こういう立場だと、例えば「君たち若い力に期待する」なんて言ったら年齢差別ってことになる。何も言えなくなる。

 

むしろ問題は、多くの人が独立起業をせず宮仕えを選ぼうとすること、現場系の仕事よりも営業やデスクワークを好むこと。私自身もそうでしたが、安全で楽ですもんね。

大きな組織がまだまだ新卒を好むのは否定できない事実、だから自営して失敗したら、今更「就職」は困難になるし、倒産歴があったりすると、社会的にも不利。就職しても現場系の仕事は、給料も安い。それが現実。

 

つまり、問題は、人の嫌がる仕事のほうが収入が少ないこと、リスクをとって失敗しても安全弁がないこと、そして世間一般の空気がそれを当たり前とすること。

これってなんででしょうか。自由競争の原理から見てもおかしい。

 

ということで、件の知事、県庁内で既得権益を徹底的に排除、すべての職種を毎年度ごとの入札制にすることにしました。

蓋をあけたら、給料高い順で、便所掃除担当>ごみ収集作業員>県営老人ホーム職員>バス運転手>警察官>県庁事務員>県立大学教員 となりました。そしてダントツのビリは、お察しのとおりもちろん県知事。