(2月12日に下書きの段階で誤って一瞬、リリースしてしまいましたので再掲いたします。12日にお読みくださった方には重複になりますのでお詫びもうしあげます。)
季節外れの話題ですが、真夏の風物詩、セミ。
幼虫7年、成虫7日と言い、雌伏7年やっと表に出たら1週間で死んでしまうという、気の毒な一生に見えますが、なに、若いうちが人生の華、地面の下で思い切り楽しんでいるのかもしれません。
北アメリカにでは「周期セミ」といわれるセミがいて、13年に1回一斉に発生するセミが4種、17年周期のものが3種あるそうです。周期年数が素数(1とその数自身でしか割ることができない数字で、小さい順に、2、3、5、7、11、13、17…)なので「素数ゼミ」とも言われるそうです。
数学苦手ですが、いろいろな数でわりきれるということは、色々な周期のセミと同じ時に羽化してしまうとライバルも多いし、うまいこと相手にめぐりあえても交雑して種が薄まってしまう。その点で「最小公倍数」が大きくなる素数のほうが、同じ種の子孫を残すのに効率的。しかもサイクル外の年には発生しないので、天敵にしては困るわけで、従って天敵は減る、食べられても沢山いるので生き残れる、そういう戦略なのだそうです。
さて、今日は4年に一度の2月29日。
この日が誕生日の人は、(365x3+366)=1461ですから、1461人に一人おられるはず。でも、実際はもっと少ないでしょうね。
誕生日の多い少ないはどうなっているのでしょうか。
ある調査によると、多い順1位は4月2日、2位は9月25日 3位は12月25日、逆に少ない順は、2月29日の366位、以下、1月1日、1月2日、12月31日。
9月25日を除いては出生届を前後に操作したあとがありありと見えます。
じゃあ、9月25日はなんで? 25日に限らず9月生まれは多いようで、遡ってどういう時期に妊娠したのかを考えてください。納得の行く答えが見つかるはずです。
そういうわけで、なかには、2月29日生まれだと歳を取らなくて良いと思われる方もおられるでしょうけれど、おおかたの親御さんは、誕生日が4年に1度ではかわいそうだと思われ、届け出日を3月1日にされるのでは。
さて今日は4年に一度の誕生日パーティー、いつも他人のお誕生日ばっかりお祝いしていたけど、今日は私の日。珍しいので大勢の人が祝ってくれるわ。
4個年上の人、同い年の人、4年下の人、同じ誕生日のもの同士、連帯感、親密感が半端ないわ。だから、回数は少ないけど一発集中、恋人ができやすそう。
というわけで、めでたくゴールイン。
ー ねえ、そろそろ赤ちゃん欲しいね。
ー そうね、誕生日が私達と一緒の2月29日がいいわね。
家族ぐるみでお友達呼んで、みんなで豪華にお祝いするの。
ー 子供の誕生日も遺伝するといいけど、狙ってみるか。
ー 妊娠37週から41週までの35日間が正産期って言って、生まれる確率が高いんだって。だから、6月の下旬ね、梅雨時だから外に遊びに行くより、お家の中で、ねっ。