21日の日経夕刊に、こんな見出しの記事がありました。
いい話だと思うので書き留めておきます。
問題はあまりにも大きいのに、自分のできることは小さい。地球温暖化はそんな難題の代表例かもしれない。脱炭素へ行動を起こしてみたものの「どれだけ影響があるかと考えると、無力さも感じる」と話すアスリートがいる。ノルディックスキー複合の五輪銀メダリスト、渡部暁斗だ。 (中略) 家族4人の温暖化ガス排出量を実質ゼロとする「カーボンニュートラル」を目指す活動を始めた。環境事業に資金を拠出し、対価にクレジット(排出権)を受け取って、自身の温暖化ガス排出量を相殺する「カーボンオフセット」の仕組みを利用した。・・・・・渡部が勧めるのは地産地消だ。「自分のカーボンフットプリント(CO2の排出量)を調べてみて飛行機の移動が大部分を占めていると分かった。だから食べ物の輸送について考えるのが取り組みやすいアプローチだと思う。今は長野周辺のものを意識して買っている」
すごいと思ったのは、地球温暖化という大きな課題に対して、他人事とはみず、自分でできることは何かと考えたこと、そして自分なりのやりかたで資金を調達、「排出権」を買うという行動をおこしたこと、そして「排出権」では本質的な解決にならないことを認識、食生活という身近なことから着手したこと。
大言壮語して環境問題を論じる一方で、自分自身は何もしていない「評論家」も多いだろう中で、こういう真面目さってすごいなと思った次第です。
私、旅行好きで、車や新幹線、飛行機を使うし、熱中症やヒートショック、脳卒中が怖いから冷暖房も遠慮なく使う。
そして、その費用を出すために、日常消費するものは、庶民の味方、外国製品。
着ている服はベトナム製、ベトナムから船や飛行機で沢山CO2出しながら運ばれてきたもの。
食べ物に至っては、アメリカ産の豚肉、チリ産の魚、中国産の大豆。
お米や卵、野菜は国産だと言っても、肥料や飼料は外国製。促成栽培や卵沢山産ませるために、電気などエネルギーを大量に使う。
もらった女房も、国産だけど、はるか遠い九州産。おまけに、買い物好きでCO2を使いまくる。
やっぱり無理ですかね。
しかたない、身近なできることから手をつけよう。
ネットでモノ買わず、歩いて買いに行く。国産のものは高いから外国産でしかたないけど、できれば賞味期限間近で値下げしたもの。重たいから少ししか買わない。飲むのは水道水。酒はもちろん日本酒。(ちょっと無理があるか)
買い物が減ればその分お金が浮くけど、子供にはやらない。やるとつまらない物買ってCO2増やすから。
つらい仕事や運動はしない。呼吸が激しくなるしお腹が空くから。
みんなが私を見習えば、消費は減り、どんどん経済縮小、賃金も下がるので、ますます消費しなくなる。そう、CO2も減る。
地球に優しい生活っていいな。
つまらんこと書いているとお腹が減ってきました。