嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

新サービス、プチ座禅で心身ともさわやかに

バンコックに行き、シンガポール経由で帰ってきました。詳しくは別ブログ「ついでにちょっと旅」に書きましたが、つかったのがLCC(格安航空会社)、直行便だったので、行き帰りともそれぞれ7時間乗っていました。

 

あらゆるコストを節約した便ですから、映画や音楽のサービスはなし、もちろんネットなし、途中の食事や飲み物もなし、ただただ座っているだけということになります。スマホに音楽でもダウンロードしておけばよかったのですがそれを怠り、荷物制限重量7キロに収めるため本ももっていかなかったので、やることなし、たっぷり寝ました。でも往路なんか昼間だったのでそうそう寝てもいられず禁固刑と同じ、過去の罪に向き合ったり、脱獄法を考えたり、思考は堂々巡りするばかり、入院患者や寝たきり老人もさぞかしと思いました。

 

今年の2月から全日空がピーチについでAir Japan というLCCをバンコック東京便を皮切りにアジア地区中心に就航させたそうです。今回使わなかったのですが、次回から利用しようかと思っています。

 

なにしろ、とてもユニークなサービスがあるそうで、座禅体験ができるというもの。搭乗後、簡単なパンフレットが配られ、飛行時間中、瞑想系の音楽が流されてきます。客室乗務員さんたちは警策をもちあるき、シートベルトをしなかったりすると叩いてくれます。(ちなみに客室乗務員の呼び方ですが、スチワーデスという呼称はつかわれなくなり、キャビンアテンダント、とかフライトアテンダント、外国ではキャビンクルーなんて呼ぶのが一般的だとか。)

 

さすが禅日空で、コストのかからないサービスということで、無料だし、来日する外人さんたちにも好評のようです。海外に行かれる機会があれば、心身ともに癒やしてくれる禅日空便をおすすめします。高い上にフォアグラみたいに食事を押し込まれる一般航空機よりずっと健康によいでですよ。到着後、よい一日が始まりますのでお勧めです。

 

手作り食品が食べられなくなる

先日、タイのバンコクに行ってきました。素晴らしい発展ぶりで感銘を受けたのですが、反面、楽しみにしていたナイトマーケットや屋台が、きれいに整備されたマーケットや屋台もどきのお店に「進化」していました。コロナ禍で淘汰された部分もあるのでしょうけれど、衛生面などの観点から行政の指導で近代化されたのでしょう。混沌としたアジア世界のワクワク感が味わえず、ちょっと寂しい思いをしました。

 

話は日本に戻りますが、ちょっと考えさせる記事がありました。

1日付の東洋経済ONLINEから、抜粋引用します。

各地の道の駅や産直市などで売られる手作りの漬物が、存続の危機に瀕している。食品衛生法の改正に伴い、今年6月以降は、専用の加工場など国が定める衛生基準をクリアする設備で製造した漬物しか販売できなくなる。
 加工場と生活場所を明確に区分けすることや、水回り設備の設置、水が染み込まない壁や床などの設備など、衛生基準を満たした施設を整備して営業許可を取得することが必要になった。・・・・現在、全国各地の道の駅や産直市などで、地域の味として売られる漬物の多くが、農家をはじめとした個人による少量生産で、自宅の台所や納戸などで作られている。

 

衛生万能でうるさくなると、世の中つまらなくなりますね。食文化の危機でもあります。

厳密な意味での「産直」とか「手作りの味」なんてのは全部排除され、我々の口にできるものは、大手企業で工場生産されたものばかりになってしまう。そのうちには、自家製の漬物、家庭料理までもが規制されてしまうかも。

 

新型コロナのときも議論されたことですが、問題の根源は、いま日本中に蔓延するゼロリスク主義。万一事故が起こったら、昔のように自分が不注意だったからとか、運が悪かったからでは済まされず大変なことになるわけで、厚生労働省としてもどんどん規制を設けていく。

 

これではいけない、お前ら利権目当てで規制を強めているのだろうという批判の声に応えて、厚生労働省は新たな制度を儲けました。

自分はリスクを取ります、問題がおこっても政府のせいにしません、という意思表示をすれば、これら「非認可」食品も購入可能とするものです。

道の駅などでは、「私は20歳以上です」という表示と同様の、ボタンをおすかスマホで定型のメッセージを送れば買うことができます。小規模でそのような機器がない屋台などでは、「同意書」にサインすることになります。

 

しかしながら、そうは言っても、万一、健康障害が起こったら、当たるのは自分、あまり危険なものは避けたいですよね。昔の人でしたら、匂いを嗅いだり、ちょっと食べて判断できていましたが、いまはそういう動物的な感覚も退化てしまっており、ネットの口コミなどで信頼度を判断するしかありません。

でも、ご心配なく。厚生労働省は、それらの「非認可」販売者に格付けをし、それぞれの格付け票を店頭に表示することにしました。もちろん、そのための認定機関が設けられ厚生労働省ご出身の方が天下ってご勤務、厳正に判断されますので、信頼度はお墨付きです。

 

フグは陸で穫れるもの、鶏は海で育てるもの

今どき、スーパーなんかの魚売り場では「養殖」「天然」などと表示され、養殖物が当たり前になってきました。

 

ここで言う「養殖」は正式には海面養殖ですが、産出額ベースの国産魚介類市場規模の1位の品目はぶり類で、その額は年間1,288億円にもなるそうです。

 

(おもな魚種と産地)

1位    ぶり類    1,288億円    鹿児島(432億円)、愛媛(195億円)、大分(193億円)
2位    のり類    942億円    佐賀(246億円)、兵庫(176億円)、福岡(174億円)
3位    まだい    536億円    愛媛(291億円)、熊本(77億円)、高知(53億円)
4位    くろまぐろ    506億円    長崎(169億円)、鹿児島(81億円)、高知(55億円)
5位    かき類    350億円    広島(175億円)、宮城(33億円)、兵庫(29億円)

 

我々って変な自然信仰があるので、天然物を珍重しますが、抗生物質乱用さえしなければ養殖のほうが寄生虫のリスクは少ないし、実は美味しかったりします。(← 高い天然物を買えない貧乏人の僻み)

 

ところで、海のないところでフグなんかが養殖されているという話を聞きました。

魚やその他の魚介類を陸上の設備で育成する方法を陸上養殖といって、伝統的な海上・河川上での養殖と異なり、陸上養殖では環境をより厳密に管理でき、持続可能な方法での養殖が可能になるという利点があるそうです。

そういうことで、ここ急速に伸びてきており、24年1月時点での参入企業は660社超が取り組んでいるそうです。

 

例をあげると次のとおりです。(カッコ内は運営主体)
鳥取県岩美町 サバ(JR西日本)、栃木県那珂川町トラフグ(夢創造)。沖縄県伊平屋村 ヤイトハタ伊平屋村漁協)、三重県津市 大西洋サケ(ソウルオブジャパン)、千葉県木更津町 ニジマス(FRDジャパン)、福島県西白河郡 ニジマス(林養魚場)、茨城県つくば市 チョウザメ(フジキン)、新潟県妙高市 バナメイエビ(IMT Eng)
その他、ヒラメ、サクラマス、カワハギ、ハタ、サバ、エビ、アワビ、と、結構広範囲で取り組まれています。

現状では高い技術とコスト、エネルギー消費がネックになっていますが、環境負荷が少ない、他の生物の生息地を奪わない、病原菌や寄生虫を抑えられる(抗生物質の使用を減らせる)、消費地のそばで生産できるなどとメリットも多く、将来の食料安全保障の観点からも(飼料は輸入頼みですが)、どんどん進めてほしいものです。  (ここまではホントの話)

 

一方、逆の動きもあります。

陸上で「養殖」されていたものを、海で「養殖)しようという動きです。

 

ご存知のように、最近、しばしば鶏インフルが発生、養鶏業者は対策に悩まされています。一端発生すると、感染増大を防ぐため全数殺処分、悲惨なことになります。消毒や鶏舎の隔離につとめていますが、野生の鳥がウィルスを持ち込むのはなかなか防ぎきれないのが実情です。

そういうわけで、ここに来て、海上で飼育したらどうだろうかという案がもちあがっています。

洋上発電の設備を一部流用し、プロペラの下からビニールシートで覆い、大型のビニールハウスを作成、その中で飼育しようとするものです。すでに、洋上風力発電を手掛ける日立造船との間で契約が結ばれ、試験運用を開始いたしました。

ゆくゆくは、もっと安全な水面下で飼育する海中牧場も手掛けたいとのことでした。

 

学歴により寿命が変わる?

(手違いで予定稿段階で発信してしまったため、改めて再送します。)

 

国立がん研究センターは3月28日付で、国勢調査と人口動態統計を基にした学歴別の全死因による死亡率を初めて推計し発表しました。これによると、短大・高専を含めた「大学以上卒業者」と比べ、高卒者の死亡率は約1.2倍高く(男性は約1.16倍、女性は約1.23倍)、中卒者の死亡率は約1.4倍(男性1.36倍、女性1.46倍)高かったそうです。

 

何が原因でしょうか。中卒者は概ね家庭が貧しくて食べ物が悪いから? 大卒者が上にいて中卒者はリスクの高い仕事をさせられるから? 大学で栄養学を学ぶから? それとも中卒者が身を粉にして働いている間大学でぶらぶらしているから?

 

同センターの推察では「教育歴が死亡率に直接影響しているわけではなく、喫煙や塩分過多などリスク要因が教育歴によって異なることが差につながっている」ということのようですが、そういうことなら、大学に行けなかったからと言って悲観することないですね。

 

同センターでは、この研究結果につづき、人相と寿命との相関関係の研究に着手しました。

長寿遺伝子の研究に加え、鼻の下が長い人は長寿の傾向があるとか、エラの張っている人は短命だとか、美人薄命だとか、いろいろな経験データを集めています。

これについては保険業界も重大な関心をよせており、近い将来、保険に加入するときは顔写真を提出、これをAIが判定して保険料率をかえることになりそうです。

 

エイプリルフールごっこなんかやっている場合ではない


この日、エイプリルフールとか言って、新聞にウソ記事載せたり、見え透いたウソをついたりのおふざけをしますが、なにかもう、陳腐化してしまって、面白くもなんとも無い。オヤジギャクと同列。

新聞のウソ記事に至っては、いつも報道すべきことを報道しなかったり、よその受け売りのウソばかり報道していると突っ込みたくなります。

 

ウソといえば、本家本元の自民党はじめ各党の議員さんたち。

昨年来の政治とカネの問題その他与野党を問わずあまたの不祥事、それに対する野党の追求もブーメラン怖さの及び腰、八百長質問にウソ答弁。

と言って、政府をなくすわけにも行かないし、民主主義の基本だから選挙があれば一番悪くないと思われる候補者に投票せざるを得ない。有権者として不満の持って行き場がありません。

 

でも、中には良心的な議員さんたちもおられます。

せめて、少しでも改善しようというわけで立ち上がり、この日4月1日を真実の日に、制定しました。

せめてこの日だけは、一切のウソをやめようというのが趣旨で、違反者に対しては、議員特権などをなくすすほか厳しい刑罰が加えられることになりました。

更に、この日の趣旨を広く国民に共有、この日を祝日と定め、加えて、新聞、テレビなどマスゴミも休むこととしました。

祝日ですから、国会や委員会も開かれないことは言うまでもありません。

失われた30年を考える:足が痛い? 胸が痛い? 悪いのは他の場所かも

普段高血圧でお世話になっているお医者さんで、最近、足のかかとが痛むと言ったら、それ、もしかして、脊椎環境錯症じゃないか、と言われました。専門外のお医者さんのおっしゃることですから、ここは鵜吞みにせず整形外科に行こうとおもっていますが、参照痛と言って体に感じる痛みの部位と実際の病気の場所が異なるという事例はいくつかあるようです。これは脳が痛みを感じる神経からの信号を誤って解釈するためにおこる現象のようで、例えばこんなのがあります。


心筋梗塞心筋梗塞の患者は、胸の痛みや圧迫感を訴えることがよくありますが、痛みは首、あご、背中、腕に広がることもあります。
・胆石症:胆石症の患者は、右上腹部痛を訴えることがよくありますが、痛みは背中の肩甲骨の間の領域に広がることもあります。
坐骨神経痛坐骨神経痛の患者は、腰やお尻から脚にかけて痛みやしびれを感じることがよくあります。

 

他にも、内臓痛は痛む個所がわかりずらく、例えば胃潰瘍や十二指腸潰瘍では、その場所でなくて、みぞおちの痛みや灼熱感を経験することがよくあります。
また、心因性疼痛といって、ストレス、不安、うつ病など、さまざまな心理的要因によって引き起こされる、身体的損傷や病気が原因ではない痛みが、頭痛、腰痛などの形であらわれることがあるようです。


所で、今の日本、長いこと低成長のままで、かってGDP世界2位だったのが、今や中国、ドイツに抜かれ、世界4位。何が悪かったんでしょうか。

政府の経済政策が悪い、人口が老齢化したから当然だ、企業が保身に走りお金を貯めこんで投資をしないからだ、教育が悪くて人材の質がわるくなったからだ、などなどいろいろ言われています。

 

でも、私、本当の理由を知っています。

いいえ、岸田首相や自民党、日銀がわるいんじゃありません、もちろん国民が怠けだしたからではありません。ディープステートやユダヤアメリカの陰謀でもありません。

意外なところにあります。ヒントはバブル崩壊が1991年だったこと。

 

そう、あれ、新幹線「のぞみ」号。

東海道新幹線「のぞみ」が走り出したのが1992年3月のダイヤ改正時からです。

それから何回も顔を変えていますが、今や毎日300本以上の列車が東海道新幹線を最高時速285キロ、山陽新幹線を300キロで駆け抜けています。

この間無事故、酒酔い運転などで違反をおかすこともなく、日本経済を支えてきています。

この世界的に自慢できる「のぞみ」に慢心、あぐらをかいてしまい、日本全体の停滞を招いっちゃったんですね。

 

こうなったら、静岡県の川勝知事を説得、リニアを早期完成させ、「のぞみ」を発展的解消にもっていくしかありません。

早くまた明るく元気な日本をとりもどしたい、静岡県民の皆さま、よろしくお願いいたします。

社会の分断を憂う人がいますが

テレビで評論家が言っていました。

 

(評論家A)

昔は一家で一台のテレビ見ていた、会社や学校言っても他の人も同じもの見たんで話があった。

ところが次第にテレビ局も増え、チャンネル争いをしていたうちはまだ良かったが、そのうち家族それぞれテレビ買ってみるようになった。

そして今、みんなテレビや新聞を見なくなった。見ているのは年寄だけ。みんながそれぞれスマホから情報を得て、リモートで会ったこともない友達と繋がっている。

それじゃ、家庭は崩壊する。社会もバラバラになる。なんとかしなければならない。

(評論家B)

そうですね、まずネット使わない人は置いていかれる。使っている人たちは繋がっているかといえば、所詮情報処理能力は限られているから特定のネット情報だけしか入ってこない。アルゴリズムでターゲッティングされた情報ばかりが飛び込んでくるので、各人の好みにあった情報が「真実」として配信され、洗脳されていく。ちょうど、室内で自分の声がこだまするように、エコーチェンバーになって特定の考えに凝り固まってしまう。

(評論家C)

だから、社会人教育が必要なんです。中国を見習って悪い情報は遮断して、正しい情報だけを届ける仕組みを作らねばなりません。

 

(古老の声)

何言っているんだか。

好きにしたらいいさな。

昔から、村の中のことしか知らない。外のこと知ってもおまんまの足しになるわけじゃないし。

周りの仲間と、自分たちのおまんまのことだけ、よーく考えればいいんだ。

国がどうしたの世界がどうなるだのってむずかしいこたぁ信用できる偉い人に任せておけばいいってもんだ。ちょとと話すりゃ、だれが信用できるかわかるさな。

スマホで遊ぶのもいいさな、使ってみたら、お天気や作物の相場とか聞いたこと何でも答えてくれて便利だしな。

情報が多すぎるったって、馬鹿でなけりゃ、何がおまんまの足しになるかわかるってもんさ。

この間も、隣村のやつが水止めたから、そりゃ村挙げての喧嘩さな。おらも鍬持ってかけつけただ。

自分や家族のこたぁ自分でまもりゃにゃな。家族みんなそうしているから、みんな仲間さな。

世の中そんなもんだろ。

列車の座席、なんで進行方向に向きたがるの

中距離列車にのると、ロングシートとクロススシートがあったりします。どちらがお好きですか。

 

旅行のときなんかはクロスシートボックスシート)のほうが楽しそうですが、混んでくると足が窮屈だったり、他の人に気を使ったりするので、ロングシートのほうが良かったりします。

で、4人づつのボックスシートの場合、まず例外なしに、進行方向に向いた席が好まれます。

 

特急列車なんかは、ボックスシートでなく2人づつのクロスシートになっていて快適ですが、問題はその向き。

普通、進行方向向きがデフォルトですが、終点での折返し、運行ルートの関係で途中から進行方向が変わる列車なんかでは、その都度向きを進行方向に変えてたりしないかぎり、後ろを向いて走ることになります。なかには固定されているケースもあります。

 

私、学生時代は、ボックス席などで後ろ向きに座るのが好きでした。

何か、景色が流れ去っていくのが、安らぎを与えてくれる。鈍行列車のボックス席の反対向きに陣取って、足を投げ出し、手を窓から出して、流れ去る風景をみながら感傷に浸っていました。ま、青春時代だったせいでしょうか、今は、前向き大好き爺さんですが。

 

なんで、進行方向向くのでしょうか。
前向きの一番のメリットは、車窓からの景色をより広く、ダイナミックに楽しむことができることでしょうね。それに、風を感じられます。たとえ窓があいていなくても、気分として、風が感じられます。

一方、後ろ向きのメリットは、視線や意識が外の景色に集中せず疲れにくいということでしょうか。

あと、進行方向に向いていると、揺れに体が慣れやすく、乗り物酔いを防ぐことができるともいわれているようです。

メダカだって川の上流に頭を向けて泳いでいますよね。

 

ところで、飛行機なんか乗ると、一部、反対向きの座席を目にします。乗務員さんがすわる席のようです。

なんででしょうか。場所の有効利用? いや、もっと隠された何かがあるはず、安全面から考えてみました。

 

列車なんかの場合、窓から外をみていれば、急ブレーキがかかった場合でも事前に予知できるし体が前方に倒れても足で踏ん張れますね。車の場合は、後ろから追突されて首の骨を折るリスクは格段に少なくなるでしょう。

 

飛行機の場合は、事前に危険を察知するという意味では、後ろ向きでも前向きでも同じ、外は見えないんだから。

ぶつかる場合は、後続車から追突されるよりも前からドカーンと行く可能性のほうが圧倒的に高い。その場合。前からの衝撃をシートベルトで支えるより、座席に押し付けられるほうが安全。

そうか、緊急時まず乗客を的確にリードしなければならない乗員たちをまず優先的に守る必要があるからなんだ。

 

というわけで、最近、一部の座席だけでなく、全席反対向きの座席を採用する航空会社が増えてきたと言います。

また、エミレーツ航空など中東系の航空会社の運用するメッカ巡礼用の機体では、座席が可変シートになっているものを採用、座席が常にメッカの方向を向くようになっているのだそうです。

一回お試しに乗られてはいかがでしょうか。ただし、ワインやビールはでませんし、断食の時期は、機内食もでませんけど。

 

木造人工衛星が宇宙を駆ける

以前、JAXAのつくば宇宙センターに見学にいったとき、実物の人工衛星が展示されていました。大飛行をやらかすわけなので、さぞかし堅牢な作りかと思ったら外壁がペラペラなのに驚きました。

説明を受けて納得、空気のない真空の空間を飛ぶので、外部からの物理的抵抗があまりないからなのでした。

 

これは最近知ったのですが、木造の人工衛星を打ち上げる話がすすんでいるんだそうです。

法隆寺の例をあげるまでもなく、木ってやつは、条件が良ければ結構耐久力があるのだそうで、日本の森林資源を活用することにより保全していこうという取り組みが随所でなされています。

建築の世界では、大林組がオーストラリアで39階建ての超高層ビル建設を手掛けており、また、金券腐敗により老朽化してきた国会議事堂も、木造に建て替える計画がすすんでいます。(一部はホントの話です)


話を本題にもどしましょう。

木造の人工衛星の打ち上げについては、住友林業京都大学が協力して手掛けており、すでに国際宇宙ステーションISS)・「きぼう」日本実験棟で衛星に用いる木材候補の宇宙空間での曝露実験が行われ、結果としてホオノキが最適であるとの結論に達し、大きさは10センチ立方ほどですが2024年の上半期に運用することを目指しているそうです。

 

振り返ってみれば、昔、航空機は木製でした。それがアルミに置き換わり、さらにジュラルミン炭素繊維に置き換わってきています。木材は強度面では問題がないものの、材質にバラツキや狂いがあるのと、腐ってしまうので大量生産、長期運用にはむかないこと、火災のリスクがあることなどえ新素材に置き換わってきた経緯があります。

宇宙空間には水分も空気もないので、腐ったり燃えたりすることはありません。

それから大きなメリットとされるのは環境面。従来の人工衛星はアルミや鉄で出来ているので、大気圏突入の際に、微細な粒子を放出したり有害物質を発生させることが指摘されているのに対して、このリスクがまったくないからです。

 

科学者たちってのは、ほんとにすごい発想力をお持ちで、将来的には宇宙で木を育て、それを再生可能資源として使えないかなんて考えている人もおられるそうです。これホントの話。

 

それにしても、エアコンや石油ストーブでなくて、広い暖炉に薪をくべて、

ロッキングチェアー揺らして、山崎12年なんかを飲みながらくつろぎたいな。

 

サクラ咲かせてくれて嬉しいけれど、少し反省してほしい件

待ちに待った桜の季節。

花粉症の人はまだぱーっと羽を伸ばしてお花見とはいきにくいでしょうけれど、何と言っても心がウキウキと弾みます。

公園や川沿いに植わっているサクラも美しいけれど、何の変哲もなかった山のあちこちがピンクに染まり、あ、こんなとこにもサクラがあったのだと知る。この時期いたるところに咲き誇りますね。


日本にはソメイヨシノヤマザクラを始め600種類以上のサクラがあるようで、10月から1月ごろに咲くフユザクラもありますが、やはり冬に咲いたのではそんなに嬉しくない。早い時期にぱあっと咲いて見ごたえのあるのはカワヅザクラ、2月から楽しめますので、見に行かれた方も多いのでは。

 

サクラ好きの人は、まず1月に沖縄に行きカンヒザクラ、2月になったら伊豆半島にいってカワヅザクラを鑑賞。そして3月にはいったら、近所でカンザクラを楽しみ、開花宣言の声を聞いたら靖国神社に行きソメイヨシノを、そのあと大阪造幣局に行ってヤエザクラの通り抜けをし、ヤマザクラを見物。この間、山梨に行ってカミヨザクラをみたり、三春にいってシダレザクラを見る。5月には北海道にわたりオオヤマザクラ、6月になったら那須岳中央アルプスあたりの高いところに登ってタカネザクラを見る、ああ、忙しい忙しい。

 

でも、私はモモも大好き。

モモの花もソメイヨシノより若干早い頃に咲きます。普通、農園に咲くので樹形も低く、サクラのように見上げるのでなく、視線とそう変わらない位置に、沢山のピンクの話を咲かせます。山梨県笛吹市あたりは一面がピンク色、遠くに富士の白嶺が見えたりして良いもんですよ。

それに、何と言っても、この花のあとに桃の実がなると思うとワクワクします。この点がサクラより偉いところ、サクラには少し反省してほしいです。

 

サクランボがなるじゃないかって? サクランボは、セイヨウミザクラという西洋種なのだそうで、サクランボがたわわに実った姿はステキだけれど、花はもう一つインパクトが薄いし、ビニールハウスの中だったりするので、花見にはそぐわない。

一方、我々のそばにある日本種のサクラの実は小さくて酸っぱいだけ。この辺、農水省はじめ政府は何を考えているのでしょうか。

 

でもご存知ですか。東京都では、そういう期待に応えて遺伝子組み換え技術を駆使し、老木になったソメイヨシノを順次、実のなる改良種に入れ替えています。

神宮外苑の樹木伐採で猛反対を受けた都知事が、人気取りとして始めたもので、今のところ新宿区、渋谷区、千代田区から着手、千鳥ヶ淵靖国神社はすでに、三分の一程度の入れ替えが進んでいます。

6月になったら、真っ赤な実を沢山つけて都民をはじめ訪れる人々を楽しませることでしょう。

なお、銀杏同様に、街路樹の実を拾うのは禁止されていませんが、木登りをして道路や千鳥ヶ淵などに落ちる人が続出することが懸念されており、消防庁、警視庁では対策チームをたちあげたそうです。