バンダイが、「アンパンマン」のフィギュアがついたピアノ型のおもちゃ「ベビラボ アンパンマン なかよしコンサート」、およそ6万個を自主回収しているという話を聞きました。
鍵盤を押すとアンパンマンとなかまたちがピョコ!ピョコ!飛び出すという可愛いもので、小さい子供が喜びそう。
問題は、衝撃を加えるとフィギュアが外れてしまい、子どもが誤飲するおそれがあるということで、実際に事故が起こったわけではないですが、子供って、何でも口に入れてしまうので、取れたらお口に入れ、飲み込むならまだしも、気管にでもつめたら命にかかわります。さすが玩具メーカー、優れた対応ですね。
でもこのニュース、続きがあります。
当のアンパンマンは、このニュースを聞いて大いに落ち込んでいるんだそうです。そりゃそうですね、今まで自分のホッペを気前よく齧らせていたけれど、消費者からクレームが来たらどうしよう、かじりたがる幼児の希望を断ったら人気が落ちるし、さてどうしたものだろうか。少しノイローゼ気味なんだそうです。しょくぱんまんに相談したら、うーん、僕もそうだなと考え込んでしまうし、おむすびまんに相談したら、今売れっ子で忙しくてそれどころじゃないっていう。ばいきんまんに相談したら、素材を溶けやすいものに変えたらというけれど、それじゃ雨が降ったら自分が困るし、天国のヤナセ先生、どうしたらよいでしょうか。