「世界は替えられないけれど気分は自分でかえられる 人生は気分が10割」という本の広告が目につきました。(キム・ダスル著 ダイヤモンド社 定価1650円)
「韓国で話題沸騰のベストセラーが日本上陸」というキャッチがついています。
題名てみて、その通り、力の及ばないものに悩んでも無駄、無理にでも笑顔をつくって機嫌よくしていれば、不思議と明るい気分になり、周囲からも好感持たれ、自分にはねかえってくる、そうですよね、とそれが第一印象。
でも、目次の抜粋みて、ちょっと待てよ、と思うようになりました。
添えられた抜粋、「毎日を機嫌よく過ごすためにいますぐできる身近な習慣」として揚げられているのは、
・さっっさと縁を切るべき人5タイプ
・すべての人にとっていい人である必要はない
・信頼関係を築くための「3つの約束ごと」
・毎日5分、今日1日を振り返ってみる
・なぜか人に好かれる人が絶対しないこと
・「他人の意見」を真にうけすぎない
・人生がうまくいく人に欠かせない3要素
大体中身は察せられます。
ストレス社会にあって、今までもこういう趣旨のことが本やネットでよくいわれており、それを聞いて心が軽くなったという人が大勢おられると思います。この本の言っているだろうこと、そのとおりだと思います。(中身読んでいませんが)
でも、ちょっと考えてしまいました。
韓国というと、受験から始まって生涯を通じて超競争社会、優勝劣敗が激しく、敗れた人は悲惨、居づらくなったひとが国外にでていく、という話を聞いています。メディアやネットが針小棒大に言っているのを真に受けているのかも知れませんが。
そういう韓国の本ということでフィルターがかかって、偏見混じりで思ったたのですが、(読んでいないけど)ここで推奨していることって、日本の美風の真逆ではないですか。
自分の心を軽くするために、わがままに、利己主義的にふるまう、それでよいのでしょうか。こんな人ばかりでは、日本社会は劣化、崩壊してしまいます。もっとマシな方法があるのではないでしょうか。
美しい日本の文化を守るために書き換えてみました。
・さっっさと縁を切るべき人5タイプ
→ 自分勝手なやつ、マウントとりたがるやつ、その他嫌なヤツ多いけど、心の歪んだかわいそうな人、皆に嫌われて生涯を終えるのだとそう思い、憐れんで許して適当につきあう。
・すべての人にとっていい人である必要はない
→ 聖徳太子が「和をもって尊しとする」とおっしゃったように、派閥作って群れるより、みんなに気をつかって表面穏やかに暮らす。
・信頼関係を築くための「3つの約束ごと」
→ 上には文句言わず従い押し付けられたことも頑張ってやりとげる、仕事はほどほどにして「出る杭は打たれる」にならない、常に横をみてみんなにあわせて仕事する
・毎日5分、今日1日を振り返ってみる
→ ストレスを貯めないために、恨みに思った人には、子の刻参りして密かに復讐、気分を晴らす
こんなこと書いて、皆に馬鹿にされたり、嫌われてもいいんだモン。