嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

考えさせるテスト

昨日、頑張れヲタクと題して、ルーチンを離れよう、なんてことを書きました。

ちょっと関係するのですが、リベラルアーツという言葉があります。

 

特定の知識を身につける専門的な学問や、職業スキルを磨く技能訓練とは異なり現代人が自由に生きていくためのスキルを学ぶ学問だそうで、市民教養を重んじたギリシャ・ローマ時代の「自由7科」がその起源と言われています。

自由7科とは、文法・修辞・弁証・算術・幾何・天文・音楽を指し、ギリシャ・ローマ時代に自由人として生きるための学問とされていました。

 

最近、この重要性が説かれるのは、社会の変化が激しく、多様性がもとめられるグローバル社会においては、固定観念にとらわれない柔軟な思考が要求されるからで、

池上彰さんが特命教授をつとめておられる、東京工業大学リベラルアーツ研究教育院のサイトから引用すると、「リベラルアーツ研究教育院は21世紀社会の時代的課題を把握し、その中での自らの役割を認識する「社会性」、自らを深く探究する「人間性」、行動し、挑戦、実現する「創造性」を兼ね備え、より良き未来社会を築く「志」のある人材を育成します。」そういう危機意識、ニーズが高まってきたという背景があります。

 

でも、ちょっと漫画チックなのは、早速、「リベラルアーツの学び方」なんかの本が乱発され、企業向けの「人材育成のためのリベラルアーツ研修」なんかが行われていること。

それこそ、固定観念ゴリゴリの人が考えそうなことじゃありませんか。

 

でも、本格的にとりくむ大学もでてきました。

(国際観光経済大学改め)市民教養大学がそれで、もとはと言えば、学生があつまらなくなって困ったやけっぱちの策で、今年度から募集を開始しました。

話題を呼んだのはその入試問題で、マスコミにも大々的にとりあげられ、そのため、第一次募集では定員300人のところに31人しか受験生が来なかったのに、ニュースに取り上げられたあとに行われた2時募集には1435名も押し寄せ、大学側の目論見は大当たりしたようです。

 

1.文法

自分の名前を、漢字、カタカナ、ローマ字それぞれで逆に書け。

日本人以外の受験者は、上下裏表逆に書け。

2.修辞・弁証

自分がこの大学に入るべきか、入るべきでないか、それぞれ反対の立場から理由を述べよ。

3.算術・幾何

一つのメロンを7人で分けるための方法を5通り述べよ。

4.天文

スペースデプリ(宇宙ゴミ)と流れ星との違いを述べよ。

5.美術・音楽

(大中小特大の様々な服を着ているカエルの絵を示し)この中で子どものカエルはどれか。

6.教育

ルーチンにとらわれない頭脳を測るための問題を作れ


どうです、難問でしょう、解いてみてください。

(なお、5は、慶応幼稚舎の問題をパクったもの、ご存知のように蛙の子はカエルではないので、答えは「いない」です。)