嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

EVは古い、インドでは牛車の時代

私、環境マインド高いほうだと自負しているのですが(本当は節約マインドが高い=ケチなのかもしれませんが)、車運転するの好きだからやめられない、そういうご都合主義でもあります。

じゃあEVがいいかと言われると、これはも一つ信用できない。だからと言って水素エネルギー車は高くて手が出ない、もっと環境負荷が少なくて、寒くても暑くても安定して長距離を安全に走れる車があったらなぁと思っています。

 

1年ほど前のニュースですが、こんなのがJETRO「ビジネス短信」に載っていました。

スズキは9月6日、在日インド大使館において、スズキR&Dセンター・インディア(SRDI)、全国酪農開発局(NDDB)、アジア最大級の乳製品メーカーのバナス・デイリー〔本社:グジャラート(GJ)州〕の3者間で、インドにおけるカーボンニュートラル実現に貢献する、バイオガス製造プラントの設置に関する契約を締結した。

同プロジェクトは、牛ふんを発酵させて発生するバイオガスを精製し、自動車用燃料として圧縮天然ガスCNG)の代替となる圧縮バイオメタンガス(CBG)を製造することが目的だ。....スズキ本社の鈴木俊宏社長は「スズキは、国や地域の状況に応じた温室効果ガス(GHG)削減に取り組んでおり、インドにおいては削減効果が高いといわれるバイオガスに、期待を寄せている。スズキは、バイオガス製造事業への積極的な取り組みを通じて、カーボンニュートラルの実現に貢献していく」と述べている(9月6日付スズキプレスリリース)。

生産されたバイオガス燃料は、現地でスズキが70%のシェアを誇るCNG車(圧縮天然ガス自動車)にそのまま使うことが出来、牛10頭の1日分のふんで1台のCNG車が1日走れるとか。原料の牛ふんは1キログラムあたり1ルピー(約1.8円)で買い取られるため、農家の現金収入の増加をもたらす上、バイオガス発生後の残さは有機肥料として農家で使えるなど良いことずくめですね。

 

インドと言えばカレー、じゃない、カレーもですが、ヒンドゥー教の関係で牛が大都市の目貫道路を闊歩しています。インドには約3億頭の牛がいるので、うまくいくと牛ふんだけで3000万台分の車の燃料がまかなえる計算になります。昔、牛に荷車を牽かせていましたが、牛のチカラで走る、現代版牛車が、街中を走り回る日は近いようです。

 

さて、我が国でも、各地でバイオガスの活用はすすめられています。

 

大阪・関西万博では、大阪ガスが手掛ける生ゴミから都市ガスをつくり一般家庭170軒に供給する「バイオメタネーション」技術をテスト運用するそうです。

大阪が生ゴミなら、牛糞は北海道、北海道大樹町では、生物由来のバイオメタンを使い小型衛星用ロケット「ZERO」を飛ばすプロジェクトを勧めているそうです。また、北海道興部町では乳牛のふん尿から発生するバイオガスを液体燃料のメタノールなどに変換し、二酸化炭素(CO2)を出さない「脱炭素」のエネルギーとして地域で利用する構想をすすめているそうです。

 

そしてスズキ自動車のお膝元、浜松市

本社開発陣は、我が国でもこの成果を導入したいという浜松市からの要請に応え、まず手始めにエブリィやキャリーと言った軽トラックから着手、将来は全車をバイオ化、将来的には全国展開することを視野に研究をすすめています。

ここで一番のネックは供給面で、我が国の牛飼育数は150万頭にもいかないためです。

そこで、それならというわけで1億2千万いるやつの糞尿を活用する方向で、TOTOや、LIXIL(INAX)と調整をすすめているそうです。

みなさん、モニタリング調査などの打診があったら、環境保全のためと快くご協力ください。