嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

一人何役、何人もの人格を使い分ける

私達のもっている名前、生まれたときにつけられて、お墓に入って戒名なんかもらうまでは、そのまま一生持っていきます。

名前は一生つきまとうわけですが、最近、親が付けたキラキラネームを替えたい、なんて希望者が増えているようです。

裁判所が認める理由には、奇妙な名前である/難しくて正確に読まれない/同姓同名者がいて不便/異性とまぎらわしい/外国人とまぎらわしい/神官・僧侶になった/通称として永年使用した(判例では5年以上)などがありますが、要は裁判官の判断次第。なかなか替えられませんので、せいぜい名前を汚さぬよう、大事にしましょう。

 

一方、自分でつけられるのが、通名、別名。

作家ならペンネーム、芸能人なら芸名、水商売なら源氏名

一般の人には無縁でしたが、SNSが普及し広範囲の人と交流するようになると、ハンドルネーム、ユーザーネーム、アカウントネーム、ニックネーム、など色々な呼び方がありますが、本名以外の名前を名乗るのが一般的になってきました。

私自身、このブログではIDとの区別もよくわからないまま「ゆるり」とか、いい加減な名前を使っていますが、もうひとつたまに発信している旅行関連ブログでは「ついで旅」を使っています。

 

ところで、あなたは、別名をいくつ持っていますか。

あるサイトの調査では、本名使用が5%、一つだけが25%、2-3個を使い分けているのが50%、もっと多いのが10%、その他10%、なんて感じでした。(もともとが必ずしも厳密な調査ではないので、大雑把に丸めてあります。)

芸能人や作家は概ね一つしか使っていないようですが、有名所では、色川武大阿佐田哲也 、赤瀬川克彦=尾辻克彦折口信夫釈迢空 なんてのもあるし、なかには、栗本薫中島梓=京堂 司=ジュスティーヌ・セリエ=あかぎはるな=神谷敬里=滝沢美女夜=沙羅=アラン・ラトクリフ なんてすごい作家もいます。

 

別名を使うメリットは、住所を特定されたり、日常生活に影響が出るなどのリスクが高く、ストーカー被害やネットいじめなどから自己防衛するため、本名は使いたくない、そんな理由で匿名性を獲得することに加え、別の人格になりきりもう一つのパラレル自分を演じることが出来るということもあるでしょう。作家や俳優などが芸名、ペンネームをつかうのもそういうことですかね。

 

友人で、SNSの投稿が趣味で、ハンドルネームを沢山使い分けている人がいます。

内緒にしていたようですが、センセ少しボケてきて、ついその秘密を漏らしてしまったようで、私の知るところとなりました。

投稿魔で、ときには女性になったり子供になったり、時にはネトウヨになったり、サヨクになったりして、言いたいこと投稿しています。自分はいろいろな立場になって公平な見方を養っているんだとか言って、要は、極論言って憂さ晴らししているだけだと思いますが。

 

ホラー小説の古典に「ジキル博士とハイド氏」というのがあります。あらすじをご存知な人は多いとおもいますが、高名な医師ジキル博士は自己の性格の二重性に気づき、発明した薬で悪い方のもう一人の自分に変身、ハイド氏として残虐卑劣凶悪な行動を行い、自分のもっている悪の本能を満足させる。

 

「ジキルハイド」のお話はハイド氏の部分がどんどん肥大化して、善人のジキル博士にもどれなくなり、自殺するという結末ですが、私の友人の場合、少し違います。

いろいろ使い分けているうちに、自分でもわからなくなって、そのうち本名もあやふやになって、本当の私は誰なのでしょうか。このあいだも、交番で保護されて、お巡りさん困っていました。