内外多難な今日このごろ、加えて大災害が発生するなか、政治にはしっかり日本の舵取りをしてほしいのですが、政治資金パーティーをめぐる騒ぎ、うんざりしますね。
政治に金がかかるという事自体が問題で、政治家にたかる人や有権者、あるいは選挙のやり方にも問題があるのでしょうけれど、それはさておいても、せめてザル法というわれる政治資金規正法くらいはしっかり守ってほしいものです。
ここに来て、今月発売の週間青春に、別の重大事案がスクープされました。
これによると、日本自滅党の党首、馬泉裕次郎氏は、パーティーその他政治活動で使った経費につきクレジットカード会社等から得られるポイント約３百万円相当を現金化、これを流用、裏金として使っていたとのことです。
これら経費は政治資金として支出されたものであり、ポイントはそのいわばキックバックにあたるため政治資金規正法に定められた報告が必要です。また、これを私的に使う場合は所得申告が必要ですが、いずれも、なされていないようで、すでに検察庁が動き出している模様です。
有識者にコメントを求めたところ、次の回答が帰ってきました。
う、私もポイント結構たまっているんだが、数十万円程度なので税務申告は不要だと思う。ただ、女房に知られるとまずい。ここは、常識的な慣行ということで、あまり騒ぎ立てないでほしい。
取材に当たった記者も、出張に使った飛行機のマイレージを懐に入れている関係上、どうやって記事にするか、頭を悩ませているようです。
