嘘八百3千丈、またバカなこと考えた(別宅)

ヒマにあかせてバカなことばかり考えています。思いついたら何でも書き込む、内容の真偽は保証出来ません。(2023年3月現在試行中に付き申し訳ないですが、「amebaブログ」と重複投稿中です。)

これでアニサキス気にせず美味しい刺し身が食べられる

(昨日に続いて、すこし気持ち悪い話につきご注意)

 

お刺し身って好きですね。カロリーも少なく、醤油つけすぎさえしなければヘルシー。

でも、鮮度が命、コールドチェーンが発達しましたがなんといっても美味しいのはとれたて。

特に釣りをするひとのご家族なんか、いつも新鮮なお魚にありつけ、幸せですね。その人の腕にもよりますが。

 

でも、気をつけなければならないのがアニサキス

サーモン、サバ、イカ、カツオ、サンマなどの魚介類に寄生する寄生虫で長さが2~3㎝程度、半透明の糸のような形をしていて、クネクネと動いているので、肉眼でも発見が可能です。

こいつが口から体内に入り、胃の壁に食いつくと、食後数時間後から十数時間後に、みぞおちの激しい痛み、悪心、嘔吐を生じます。これが胃アニサキス症というやつで、ほかにも、腸アニサキス症、それからアニサキスアレルギーなんかも発症します。

アニサキスアレルギー反応は、感染した後、蕁麻疹、血圧低下、呼吸不全、意識消失などの症状を伴う場合もあります。
アレルギーの中でも最も重篤な病態がアナフィラキシーショックですが、原因別の頻度では、食物、薬物に次いで第3位なんだそうで、アニサキス1匹で大変なことになります。

 

幸い、この虫、マイナス20℃で24時間以上冷凍すれば死滅するそうで、スーパーなどで解凍されたお刺し身を買っている庶民は安全というものです。

 

そうは言っても、冷凍品は味が落ちるのは事実、せめて産地を訪問したときは、安全でおいしい刺身を食べたいもの。

そこで朗報がありました。

 

瞬間的に1万5千ボルトの大電流を流すことにより魚身の内部にいるアニサキスを殺虫する技術が開発されたというもので、熊本大学産業ナノマテリアル研究所の浪平隆男准教授、王斗艶准教授、松田技術専門職員と株式会社ジャパン・シーフーズらの共同研究グループになるものです。これが実用化したら、アニサキス食中毒のリスクを大幅に低減することができ、品質を保ったまま食卓にとどけられると考えられるわけです。

最初の発表は2年前ですが、その後実験が進捗、今回、2025年の社会実装にむけての実証実験を進めるためのクラウドファンディング募集が始まりました。(金額1千万円、期間12月26日まで)

資金に余裕ができたら、魚だけでなく馬やシカ、アニサキスだけでなく、他の寄生虫にも有効性を検討していくそうです。

 

ふぐ、マグロやうなぎの養殖、など、水産関係の技術がドンドン進歩して、美味しくてヘルシーな水産物が安く手に入るようになってきました。嬉しいじゃありませんか。

 

ところで、この技術、ほかの分野からも熱い視線が注がれています。

 

まず、ベストコントロール業界。家の中の害獣、害虫をこいつで卵、幼虫ごと一気にやっつけようとするものです。

例えば昨日投稿しました、トコジラミ。これなんかにも使えそうです。

電極を備えた棒を2本用意し、家ごとバチバチってやるというわけです。

ただ、これには多少のハードルがあり、さらなる研究が必要とされています。

まず、電気製品などは前もって取り除く必要があり、また、製品内に潜んでいるものには使えないのが難点で、超音波などを使ってなんとかならないか、改良をしているところです。

もう一つの難点は、効果の面です。

ご存知のように、世の中に高圧電位治療器というものがあります。これは家庭用の高圧タイプ(1000Vを超え9000V以下)から業務用の「100万ボルト超高圧治療器」と呼ばれる

ものまであるようで、「頭痛」「肩こり」「慢性便秘」「不眠症」を緩和する効果が認められているようです。そして懸念されるのは、害獣や虫たちが、かえって元気になってしまうんではないかという点。これについてはこれから研究をすすめるそうです。

 

ほかにも、害獣・害虫・病害に悩む農業界、立ち枯れ病に悩む林業界、警察や防衛省、各方面から熱い視線がそそがれているようです。また、瞬間的に電気需要が高まることを懸念する電力業界も関心をよせているようです。

 

でも、あまり流行ってあちらこちらでバチバチやりだしたら、うっかり街をあるけないですね。