お天気情報によると、8日から9日、モンゴル付近を低気圧が進み、ゴビ砂漠付近で視程が2キロ未満になった所がありました。日本では、12日は春の嵐になり、雨のあと、黄砂が飛来する可能性があります。
澄み渡った空、魚が泳ぐ清流、そういったものが失われて久しい、昔はよかったと言う人も多いですが、じゃあその頃の貧しく不潔な時代に戻ったほうが良いかと聞かれれば、うーんと言ってしまう自分があります。でも、CO2や、PM2.5、大気汚染はメードインジャパンですが、黄砂となると中国から飛んでくるだけに余計腹が立つのは人情ですね。食料を中国から輸入している我々にも砂漠化の責任の一端があるのかもしれませんが。
中国といえば、中国人による土地の買い漁りが問題視されているのはご存知のとおり。六本木などの都市部からはじまって風光明媚な水源地や離島などを中国人が買い漁っており、つい最近も中国人が沖縄の無人島(屋那覇島)の土地の51%を所有したとご本人が明らかにしたそうです。
我々日本人もバブル期はマンハッタンのビルを買い漁ったりしたわけで他人のこと言えませんし、統治権は日本にあるわけですから法的には心配すること無いはずですが、自国民保護とか言って難癖つけられるリスクが増すことは避けられません。
話を元に戻すと、中国人実業家の黄さんが、大規模な空気清浄機を先ほどの無人島に設置、中国本土から飛来する黄砂をフィルターで濾しとるプロジェクトを開始したとのことです。
本人によると、黄砂の発生源の中国に籍を置くものとして被害に苦しむ日本人に責任を感じてのボランティア活動、中日友好のために財産をなげうったとのこと。
でも、疑り深い筆者は心配しています。黄土はもともと中国の土、濾し取った土を使って周辺海域を埋め立て、これは中国の土地だと主張するのではないか、そのうち飛んできた土も中国のものだと。南沙諸島の例もあり、おおいに心配です。