春はいいですね。海ではホタルイカ、白魚などがあがりますが、何と言っても山菜。フキノトウから始まって、コゴミ、タラの芽、などなど。東北地方では、ウルイ、ミズなど。
かすかな苦味が冬ごもりで縮こまっていた体を呼び覚ましてくれます。
タケノコ、桜の花と同じ時期に出回るので、今年は少し早くから出回っています。
竹がはびこって困っている時世ではありますが、美味しい竹の子をつくるためには普段からの手入れは怠れない、イノシシやパンダにとられないように防護柵を設けなければならない。また掘るのは結構たいへんのようで、地面が少し盛り上がったくらいでまだ頭を出さないうちに周りを掘って、慎重にほりだすのだそうです。
さらに、掘りたてがおいしいので、農家さんやお店さんも頑張って「朝取り」ということで店頭にならべてくれていますが、そんなこんなで安くても1本500円は下らない。
そういう訳で、最近ではタケノコの品種改良、人口栽培が始まっています。
竹の地下茎を人口土をつめこんだ設備の中に引き込むという簡単な設備ですが、センサーなどを敷き詰めているので、掘り頃を逃さない、土を水堀すれば簡単に収穫できるそうです。
目下の課題は品種改良、こちらも頑張っているようで、タケノコ生活、思いのたけ、かぐや1号、パンダのマーチ、なんて品種が登録されています。
お店にでていたら、ぜひ手にとってください。