(少し政治的に偏った投稿になります、すみません)
東京都知事の選挙が公示されました。
1410万人(うち23区982万人)の人口を擁し、なお増え続ける巨大都市ですから、他道府県在住者にとっても無関心ではいられません。
それなのに、目下取りざたされている候補者に、「これは」という人がいない、「これでもま、良いか」という人もいない。
巷では「本命の現職:学歴詐称賞味期限切れの緑の古狸」「対抗馬:産地偽装二重国籍の白い噛みつき亀」「穴馬:東京弱体化異物混入の赤かったきつね」 の大三元だなんて揶揄されています。
「泡沫」といわれる候補者の中には、立派な方もおられるのでしょうけれど、なにせ政策や人物ではなく知名度で決まる大規模選挙ですから、申し訳ないけれど最初から問題外。
都民としては、棄権はよくない、次悪の候補者を選ばざるを得ないという厳しい状況に置かれています。
でも、ご安心ください。あまりの惨状に心をいためた総務省ならびに東京都選挙管理委員会は、裁判官の国民審査に倣った制度を新設しました。
投票場では2枚の投票用紙がわたされます。
1枚は従来同様これはという候補者の名前を記入します。(該当者がいない場合は白票も可)
もう1枚には全候補者の名前が印刷されていますので、こいつは駄目だという候補者に✗、絶対だめだという候補者に✗✗ をつけます。(無印は「ま、いっか」)
✗が多くても再選挙は事実上困難なので、1枚目の最高得票者が当選することになりますが、✗、✗✗の数は発表され、一定数以上の場合は当選してもその数に応じて任期が短縮されることになります。
ああよかった。これで投票に行くことが出来る。結果が楽しみです。
低下傾向にあった投票率も大幅にあがるのではないかな。