新聞に面白いコラムがありました。
「涼を求め 米西海岸からタイに」と題した記事ですが、
タイが欧米からの避暑客で賑わっているとのこと。
欧州のバカンス先の定番、イタリアやスペインが40℃超えの暑さ、北米も同様、こうなると海洋性の気候で、年中30℃前後と安定しているタイが相対的に涼しいとか。
この記事、滞在中の特派員によるものですから、多少の身びいき、話を盛っている疑いもありますが、私自身、かってシンガポールに滞在したことがあるのですが、頭の真上から太陽の照りつける日なたは別として、気温自体は年間30℃と安定していて、日本の猛暑日より増しなのでは、と思った経験があります。
赤道直下は常夏、ところが赤道直下で高度の高い場所は常春ないし常秋になる道理。昔から例えば、マレーシアのカメロンハイランド、ベトナムのダラットなんかは、それぞれイギリスやフランスのかっての支配者たちの別荘が並んでいます。
まして、この世界的な沸騰気候、欧米からの避暑客が押し寄せるというパラドックスも納得です。
そうか、そういう手があったのだ。で、ここからは妄想旅。
早速、航空便を調べました。まだ夏休みだから少し高い。少し外して25日発、9月1日帰国でみると、Vietjetで、成田9:30、ハノイ乗り継ぎ17:35、帰りは0:30発、福岡経由翌日11:00、これで往復全て込み48,800円(福岡だと、直行便で往復28,620円、福岡まで夜行バス3列シート片道10,000円、どっちが良いかな?)
宿をみたら、ブッキングコムの★が3つついて、朝食付きで1,984円、そうすると、6泊で12000円、決めた。本当はチェンライまでいけばもっと涼しいんだろうけれど、何しろ欧米人の避暑地だもんな。
ということで、行ってきました。折角だからと、時々スコールに見舞われながらもワット・ポー、ワットアルン、ワット・プラケオの3大寺院はじめ、水上マーケット、市場、ショッピングモール、あちこち見物しました。
涼しかったかって? んな訳ないでしょ。毎日30℃位で東京や熊谷より涼しいけど、所詮真夏、もう汗だく、干上がりました。
あ、そういえば避暑に押し寄せているという欧米人、あまり見なかったな。
やつら、リゾートホテルに1週間も2週間も泊まって、プールサイドでゴロゴロしているんだ。真似できないな。いまや欧米人=金持ちという時代じゃないのに。
ひどい避暑になってしまったけど、食べ物おいしかったし、国内旅行より安上がりだった。良しとしますか。
(ついでながら、タイの高原チェンライ、ベトナムの避暑地ダラット の旅行記の一部、リンク張っておきます。ご興味あったら覗いてください。)