ダークパターンという言葉ご存知ですか。私は、米連邦取引委員会(FTC)が、消費者を欺いて有料会員制度「プライム」の登録を増やしたとして、米アマゾン・ドット・コムを提訴したというニュースで初めて知りました。
「注文をしたら、知らない間に定期購入になっていた」「送料無料となっているからクリックしたらはっきり明示されていないのにプライム会員誘導された」「お試し期間がすぎて解約をしたいのに、手続き画面が見つからない」「 注文の確定直前に事前に示していない料金が出てきた」
ダークパターンとは、こういった、ユーザーインターフェースで無意識に不利な行動を取らせるように仕組まれた汚いやり口のことで、代表的なダークパターンは下記の3つだそうです。
1.特定の選択肢への「誘導(ミスディレクション)」 Yesを大きく Noは隅っこに
2.退会をしつこく引き留める「妨害(オブストラクション)」退会ページを隠したり、故意に退会プロセスを複雑にしたりする
(ついでながら、一度入ったユーザーをなかなか抜け出せなくする手法を「ローチモーテル(ゴキブリ捕獲機)」と呼ぶそうです。お客様は神様かと思っていたら、ゴキブリ扱いです。)
3.虚偽のアクティビティーメッセージ 「現在7人のお客さまがこの宿を閲覧中です」
難しい用語を使わなくっても、ああ、あれか、と思いつくものばかりですね。
(ここまではホントの話)
親戚のおばさんから、今結婚しないと、一生嫁さんなんてこないよ。急がなくっちゃダメよ。ちょうどいい人知っているから会うだけでも良いから会ったらと言われて、会ったんだよね。
今日は硬い席だったから1回位、二人だけであってみたら、と言うし、知り合い筋だから1回ですぐ断ったら悪いかなと思って、ピクニックいったんだよね。
そしたら、お弁当にすごい高そうなごちそう持ってくるじゃない。
お腹も空いていたし、沢山食べたら、お好きってきくから、そりゃ、好きじゃないとはいえないわな。
借りを作っちゃったから、ホテルのレストランでおごり帰したよ。
そしたら、気分悪そうにしているから聞いたら、ちょっと疲れちゃってと。しばらく休んで、深夜になっちゃったから、家まで送ったよ。そしたらご両親そろって大歓迎。
そんなこんなで、ズルズルと。
あれから25年にもなるなあ。どこでどう間違えたのかな。いや、案外これでよかったのかも。